デルは6月28日、ゲーミングノートPC「New ALIENWARE m15」「New ALIENWARE m17」「New Dell G7 17」を発表(以下、本文では「New」を省く)。ALIENWAREブランドの2製品は同日に販売を開始した。標準販売価格はALIENWARE m15が21万2980円から、同m17が23万2980円から(共に税別で送料込み)。Dell G7 17は7月上旬発売予定で、標準販売価格は未定となっている。
ALIENWARE m15は15.6型、m17は17.3型ディスプレイを搭載する。今回発表された新モデルでは、ALIENWAREの新しいデザインコンセプト「Legend(レジェンド)」を適用。ボディーは先代よりも薄型化しつつ、キーボードのキーストロークを1.5mmから1.7mmにした意欲作だ。
両モデルは、ディスプレイのサイズと種類、テンキーの有無以外はおおむね共通仕様の「兄弟機」。ボディーカラーはDark Side of the Moon(ダークグレー)とLunar Light(シルバーホワイト)の2つを用意する。
CPUはCore i7-9750H(2.6G〜4.5GHz、6コア12スレッド)またはCore i9-9980HK(2.4G〜5GHz、8コア16スレッド)のいずれかを搭載可能。メモリは16GB(8GB×2)のDDR4 SDRAMだがマザーボード上に実装されているため換装はできない。海外では8GB(4GB×2)の構成も用意されているが「日本ではゲーミングノートPCは“できるだけハイスペック”が好まれる」(関係者)という理由から用意されない。
ディスプレイは以下のいずれかから選択できる。(※印の付いているものはm15のみ選択可能)。
GPUはNVIDIA製の以下のものを搭載できる。
ゲーミングPCではCPUやGPUの発熱によるパフォーマンス低下も気になる。その対策として、今回発表された新モデルではファンのサイズを大型化し、それぞれのレギュレーター回路を増強している。
ストレージはPCI Express接続のSSD(NVMe)で、以下の構成を選択できる。ユーザーによる交換も可能だ。
有線LANはKiller Networking製の2.5Gbps Ethernetアダプター「E3000」を内蔵。1000BASE-T(1Gbps)、100BASE-TX(100Mbps)、10BASE-T(10Mbps)にも対応する。Wi-Fi(無線LAN)モジュールはIEEE 802.11ac/a/b/g/n(2.4GHz帯、5GHz帯)に対応し、Bluetooth 4.2も利用可能だ。Wi-Fi/Bluetoothモジュールは交換可能となっている。
キーボードは日本語配列と米国英語配列を選択可能。いずれもキー単位で光り方を設定できるライティング機能付きだ。ゲーミング用途には欠かせない「Nキーロールオーバー」や「アンチゴースト」にも対応している。
ポート類は背面にHDMI 2.0b出力、Mini DisplayPort 1.4出力、Thunderbolt 3(USB 3.1 Type-C)端子、ALIENWARE Graphics Amplifer端子と電源入力を備える。外付けGPUはThunderbolt 3端子とALIENWARE Graphics Amplifer端子のどちらでも接続できるが、システム内部の通信帯域を気にする場合は後者経由での接続が推奨される。
左側面にはEthernet端子、USB 3.0 Type-A端子、イヤフォンマイク端子を、右側面にはUSB 3.0 Type-A端子×2を備える。
ボディーサイズはm15の通常構成が360.5(幅)×276(奥行き)×17.9〜20.1(奥行き)mm、m15のTobil Eye tracking搭載構成が360.5(幅)×276(奥行き)×18.3〜20.5(奥行き)mm、m17が399.8(幅)×295.5(奥行き)×18.6〜20.5(奥行き)mm。重量はm15が約2.16kg、m17が約2.63kgとなる。
Dell G7 17は、17.3型フルHD液晶を搭載する。ALIENWAREブランドほど“ガチ”ではないものの、ある程度高めのゲーム性能を備えるノートPCが欲しい人をターゲットに据えている。
CPUはCore i5-9300H(2.4G〜4.1GHz、4コア8スレッド)かCore i7-9750Hを選択可能。メインメモリは8GBまたは16GBのDDR4 SDRAMで、最大32GB(16GB×2)まで増設できる。ストレージはPCI Express接続(NVMe規格)のSSD(256GBまたは512GB)と、Serial ATA規格のHDD(1TB)を搭載する。
GPUはNVIDIA製の以下のものを搭載できる。
有線LANはKiller Networking製のGigabit Ethernetアダプター「E2500」を内蔵。100BASE-TX(100Mbps)、10BASE-T(10Mbps)にも対応する。Wi-Fi(無線LAN)モジュールもKiller Networking製の「Wireless-AC 1550」で、IEEE 802.11ac/a/b/g/n(2.4GHz帯、5GHz帯)に対応し、Bluetooth 5.0も利用可能だ。
ポート類は背面に電源端子、HDMI出力、USB 3.0 Type-A端子、Mini DisplayPort 1.4出力、Eternet端子を備える。左側面にはThunderbolt 3(USB 3.1 Type-C)端子、USB 3.0 Type-A端子、イヤフォンマイク端子を、右側面にはSDメモリーカードスロットとUSB 3.0 Type-A端子を用意している。
キーボードは日本語配列とUS配列を選択可能で、いずれもテンキー付き。US配列ではライティングにも対応する。
ボディーサイズは404(幅)×295.8(奥行き)×25(奥行き)mm、重量は約3.15kgからとなる。
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