Lenovoは1月3日(米国太平洋時間)、「ThinkPad X1 Carbon」「ThinkPad X1 Yoga」の2020年モデルを発表した。発売は2020年後半を予定している。
※記事で紹介している商品の日本発売は未定
【画像差し替え:7時50分】一部の画像を、より画質の良いものに差し替えました
「ThinkPad X1 Carbon(第8世代)」は、Intelが提唱する「Project Athena」に準拠したクラムシェル(ラップトップ)型ノートPC。米国における最小構成価格は1499ドル(約16万3000円)を見込んでいる。
イメージ図を見る限り、第7世代(2019年モデル)からのデザインや形状面での大きな変更はない。ボディーサイズは約323(幅)×218(高さ)×14.9(奥行き)mm、最軽量構成の重量は約1.09kgと、これらも前世代からほぼ据え置きだ。
ただ、キーボードのF9〜F11キーのコンビネーションがVoIP(IP電話)アプリでの利用に最適化されたものに変更されている他、天板の「X1」ロゴの位置が前世代から変更されている。
CPUは第10世代Coreプロセッサで、vPro対応のものも搭載できる。メインメモリはLPDDR3規格のもので、最大16GBまで搭載できる(増設・換装不可)。ストレージはSSDで、最大で2TBのものを選択できる。
ディスプレイは14型IPS液晶で、以下のオプションが用意されている。
ボディーカラーはブラックのみだが、一部構成では第7世代と同様に「カーボン柄天板」を選択できる(参考記事)。
本体左側面にはThunderbolt 3(USB 3.1 Type-C)端子×2、ドッキング端子、USB 3.0端子、HDMI出力端子とイヤフォン/マイクコンボジャックを備える。ドッキング端子は隣接するThunderbolt 3端子と合わせて「ThinkPad Ultra Docking Station」と接続するときに用いる。本体右側面にはUSB 3.0端子(Powered USB対応)を備える。
Wi-Fi(無線LAN)はWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)対応のモジュールを搭載し、Bluetooth 5.0も利用できる。オプションでLTE(モバイルブロードバンド)対応構成も用意している。
「ThinkPad X1 Yoga(第5世代)」は、コンバーチブル型2in1ノートPC。米国での最小構成価格は1599ドル(約17万3000円)を見込んでいる。
イメージ図を見る限り、第4世代(2019年モデル)からのデザインや形状面での大きな変更はない。ボディーサイズは約323(幅)×218(高さ)×15.2(奥行き)mm、最軽量構成の重量は約1.35kgと、これらも前世代からほぼ据え置きだ。ボディーはCNC削り出しのアルミニウム製で、第4世代と同じく「アイアングレー」のカラーをまとっている。
見た目の変化はあまり大きくはないが、X1 Carbon(第8世代)と同様にキーボードのF9〜F11キーのコンビネーションがVoIP機能に最適化されたものに変更されている。
ディスプレイはマルチタッチとペン操作対応の14型IPS液晶で、デジタイザーペン「ThinkPad Pen Pro」が付属する。液晶ディスプレイの構成は、以下の中から選択できる。
その他の主な仕様は、X1 Carbon(第8世代)とおおむね同様だ。
その他、ThinkPadブランドのモバイルキーボードの新製品として「ThinkPad TrackPoint Keyboard II」が米国で3月に発売される。予定販売価格は99.99ドル(約1万1000円)だ。
2.4GHz帯無線またはBluetooth 5.0で接続するワイヤレスキーボードで、充電はUSB Type-C端子を介して行う。最大2台のWindows PCまたはAndroid端末と接続可能だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.