ダイワボウ情報システム(DIS)は7月2日から、教育機関における遠隔授業で必要なハードウェアやソフトウェアをパッケージにした「DISおてがる遠隔授業パック」の提供を開始する。また、連携先であるインテルは同日から、教育機関を対象とする同パックの無償モニター校をWebを通して募集する。
DISおてがる遠隔授業パックは、授業配信や双方向Web授業を実現する上で必要なハードウェアやソフトウェアをパッケージにした製品。新型コロナウイルスの感染が再び拡大することが予測される中、遠隔教育に必要な機材を迅速に導入できるようにすべく、インテルとの連携で製品化を実現した。
このパックには、大きく「先生用」と「教室用」がある。先生用パックと教室用パックをセットにした「学校まるごとパック」も用意される。
先生用パックには以下のものがセットされる。
教室用パックには以下のものがセットされる。
学校まるごとパックは、先生用パックを2セット、教室用パックを1セットをまとめた製品となる。
教育現場における遠隔授業については、地域や学校によって取り組みに差が見受けられる。この「差」は、単純に機材の面だけではなく、教諭のスキルにも現われている。
そこで、インテルはDISおてがる遠隔授業パックの「実証研究モニター校」をWebを通して20校程度を募集する。
モニター期間は2020年8月中旬から2021年4月の予定で、期間中にアンケートへの回答や取材インタビューへの対応が求められる。応募できるのは、全国の都道府県および市町村/特別区の教育委員会と、全国の小学校、中学校、高等学校で、20校を超えた場合は選考の上でモニター校が決定される。
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