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迅速に学習用端末を展開 日本マイクロソフトが「GIGAスクール」端末の導入支援サービスを無償提供

» 2020年07月15日 16時30分 公開
[井上翔ITmedia]

 日本マイクロソフトは7月15日、「GIGAスクール Windows PC 導入展開パック」の提供を開始した。パック自体は無償で利用できるが、同社のパートナー企業を通してWindows 10 Proを搭載する学習用端末を導入(購入)する必要がある。

導入展開パック GIGAスクール Windows PC 導入展開パックの概要

パックの概要

 GIGAスクール Windows PC 導入展開パックでは、文部科学省が進める「GIGAスクール構想」に準拠したWindows 10 Proを搭載する学習用端末(PC)を迅速に導入できるように、「クラウド展開センター」を設置した上で、以下のサービスを無償で提供する。

  • 児童・生徒用の初期アカウント作成(「Azure Active Directory」上)
  • 「Microsoft Teams」を通したリモート支援
  • 「Intune for Education」を使ったMDM設定

 パートナー企業や端末メーカーは、端末の設定ファイルの作成(Azure Active Directoryへの登録Wi-Fiの接続情報など)を無償で実施する。端末メーカーは、Windows 10 Proに機能更新プログラムをあらかじめ適用し、教育機関向けのサブスクリプションライセンス「Microsoft 365 Education GIGA Promo」に含まれる「Microsoft 365 Apps」(旧「Office 365 ProPlus」)をプリインストールした学習用端末を用意する。

販売パートナーと端末メーカー

 導入展開パックは、以下のパートナーを通して提供される。

  • 内田洋行
  • SB C&S
  • 大塚商会
  • シネックスジャパン
  • Sky
  • ダイワボウ情報システム
  • NTT西日本
  • NTT東日本
  • 富士ソフト
  • 富士電機ITソリューション
  • リコージャパン

 同パック用の端末は、以下のメーカーを通して提供される。

  • ASUS JAPAN
  • Dynabook
  • 日本エイサー
  • 日本HP
  • NEC
  • 日本マイクロソフト
  • 富士通
  • マウスコンピューター
  • レノボ・ジャパン

【訂正:17時20分】日本マイクロソフトがリリースを更新(訂正)したことに伴い、端末メーカーの一覧を改めました

GIGAスクールパッケージ このパックは、2月に発表された「GIGAスクールパッケージ」の利用が前提となっている

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