Dell Technologiesは4月7日(米国中部時間)、AMDのモバイルRyzen 5000プロセッサを搭載するゲーミングノートPC「Alienware m15 Ryzen Edition R5」と「Dell G15 Ryzen Edition」を発表した。米国ではAlienware m15 Ryzen Edition R5は4月20日から、Dell G15 Ryzen Editionは5月4日から受注を開始する。
Alienware m15 Ryzen Edition R5は、Alienwareブランドとしては2007年に発売された「Aurora mALX」以来、約14年ぶりにAMD製CPU/APU(GPU統合CPU)とNVIDIA製GPUを組み合わせたノートPCで、Alienwareの新デザイン「Legend 2.0」を適用している。米国における最小構成の直販価格は1793.98ドル(約16万7000円)だ。
APUはモバイル向けRyzen 5000シリーズで、外部GPUとしてNVIDIA製のモバイル向けGeForce 30シリーズを搭載している。メインメモリはDDR4-3200規格のSO-DIMMで、スロットは2本用意されている。ストレージはPCI Express接続のSSDだ。
ディスプレイは15型で、ドイツの認証機関「テュフ ラインランド」から認証を取得したブルーライトカット機能を備えている。スペックは、以下のいずれかを選択できる。
キーボードは、キーストローク1.8mmの“ウルトラロープロファイル”設計を実現したCHERRY MXメカニカルキースイッチ(参考記事)を備えるものを選択できる。
外部ポート類は、左側面に有線LAN(2.5GBASE-T)端子とイヤフォン/マイクコンボジャックを、左側面にUSB 3.0 Type-A端子×2を、背面にUSB 3.1 Type-C端子、USB 3.1 Type-A端子、HDMI 2.1出力端子(4K/120Hz出力端子)と電源入力端子を備えている。無線LANはWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応する。
Dell G15 Ryzen Editionは、デルブランドの15型ゲーミングノートPC「Dell G15」にモバイル向けRyzen 5000シリーズを搭載したモデルだ。米国における最小構成の直販価格は899.99ドル(約9万8900円)となる。
APUは先述の通りモバイル向けRyzen 5000シリーズで、外部GPUはモバイル向けのGeForce 1650またはGeForce 3060を搭載している。メインメモリはDDR4-3200規格のSO-DIMMで、スロットは2本用意されている。ストレージはPCI Express接続のSSDだ。
ディスプレイは15.6型フルHD液晶で、リフレッシュレートは120Hz(最大輝度250ニト)または165Hz(最大輝度300ニト)を選べる。キーボードはテンキーを備えるタイプで、「バックライトなし」「オレンジバックライト付き」「4ゾーンRGBバックライト付き」から選択できる。
外部ポート類は、左側面に有線LAN(1000BASE-T)端子とイヤフォン/マイクコンボジャックを、左側面にUSB 2.0 Type-A端子×2を、背面にはUSB 3.0 Type-C端子、USB 3.1 Type-C端子、HDMI 2.1出力端子と電源入力端子を備える。
ボディーカラーはSpecter Green with SpecklesとPhantom Grey with Specklesから選択できる。
Intelプロセッサを搭載する「Dell G15」でも、第10世代Coreプロセッサ(開発コード名:Comet Lake-H)を搭載するモデルが投入される。米国における最小構成の直販価格は、Ryzen Editionと同じ899.99ドル(約9万8900円)だ。
ボディーカラーはRyzen Editionの2つに加えて、Dark Shadow Greyも選択できる。後日、Obsidian Blackも追加される予定だ。GeForce RTX 3060搭載モデルについては、Thunderbolt 4(USB4)も搭載する。
Dell Technologiesは合わせて、VRR(可変リフレッシュレート)に対応するゲーミングディスプレイを4モデル発表した。画面サイズは24.5型、27型、32型、34型の4種類で、24.5型以外は曲面VA液晶パネルを採用している(24.5型モデルは平面IPS液晶パネル)。
中国以外の国/地域以外における発売時期は、24.5型モデルと34型モデルが5月27日、27型モデルと32型モデルが7月22日となっている。
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