ファーウェイが新型ノートPCを順次発売 第11世代Coreになった「MateBook X Pro」など

» 2021年07月13日 11時10分 公開
[井上翔ITmedia]

 ファーウェイ・ジャパン(華為技術日本)は7月13日、ノートPC「MateBookシリーズ」の新製品を発表した。第11世代Coreプロセッサ(開発コード名:Tiger Lake)を採用することで、全体的なパフォーマンスを向上したことが特徴だ。

MateBook X Pro(7月13日発売)

 「MateBook X Pro」は、メタルユニボディーを採用する13.9型ノートPCだ。ボディーは第10世代Coreプロセッサモデルと同様だが、カラーはエメラルドグリーンに変更されている。税込みの想定販売価格は27万4780円だ。

MateBook X Pro MateBook X Pro

 CPUはCore i7-1165G7(2.8GHz〜4.8GHz、4コア8スレッド)で、メインメモリは16GB(LPDDR4X)、SSDは1TB(PCI Express接続)を搭載している。GPUはCPUに統合された「Intel Iris Xe Graphics」を利用する。OSはWindows 10 Home(64bit版)をプリインストールしており、「WPS Office」のライセンスも付属する。

 ディスプレイは13.9型LTPS(低温ポリシリコン)液晶で、sRGBの色域を100%カバーしている。最大解像度は3000×2000ピクセル(アスペクト比3:2)で、最大輝度は450ニトだ。

 ポート類は左側面に3.5mmイヤフォン/マイクコンボジャック、USB 3.1 Type-C端子を、右側面にUSB 3.0 Type-A端子を備えている。USB 3.1 Type-C端子はUSB Power Delivery(USB PD)による電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力に対応する。

 キーボードはバックライト付きの日本語配列で、ファンクションキーの列には720p(1280×720ピクセル)撮影に対応するWebカメラを備えている。電源キーは指紋センサーを統合しており、Windows Helloの生体認証に利用可能だ。

 付属の「HUAWEI MateDock2」には、USB 3.0 Type-A端子、USB 3.1 Type-C端子(USB PD入力/DisplayPort出力対応)、HDMI出力端子とアナログRGB(D-Sub)出力端子が用意されている。無線通信はWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.1に対応する。

 ボディーサイズは約304(幅)×217(奥行き)×14.6(厚さ)mmで、重量は約1.33kgとなる。バッテリー駆動時間(※)は最長で13.7時間だ。

(※)JEITAバッテリ動作時間測定法(Ver.2.0)に基づく自社測定値

MateBook X Pro 主なスペック

MateBook D 15(8月13日から順次発売)

 「MateBook D 15」は15.6型のクラムシェル型ノートPCだ。今回は第11世代Coreプロセッサ搭載モデルに加えて、第10世代Coreプロセッサ(開発コード名:Comet Lake)モデルの新構成も登場する。

MateBook D 15 MateBook D 15

第11世代Coreプロセッサモデル(7月23日発売予定)

 第11世代Coreプロセッサモデルは、Core i5-1135G7(2.4GHz〜4.2GHz、4コア8スレッド)を搭載する。基本的な仕様はCore i5-10210Uモデルと同様だが、フルHD(1920×1080ピクセル)液晶の最大輝度が250ニトから300ニトに引き上げられている他、ストレージを512GBのSSD(PCI Express接続)とし、無線通信をWi-Fi 6とBluetooth 5.1に強化している。税込みの想定販売価格は11万9800円だ。

主な仕様 第11世代Coreプロセッサモデルの主な仕様

第10世代Coreプロセッサモデル(7月13日発売)

 第10世代Coreプロセッサモデルには、Core i3-10110U(2.1GHz〜4.1GHz、2コア4スレッド)を搭載するモデルが登場する。ストレージは256GB SSD(PCI Express接続)、メインメモリは8GBを備える。税込みの想定販売価格は8万4800円だ。

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