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「Windows 10 バージョン21H2」が2021年後半に登場 Windows 11とは“別”に提供

» 2021年07月16日 17時30分 公開
[井上翔ITmedia]

 Microsoftは7月15日(米国太平洋夏時間)、Windows 10の機能アップデート「Windows 10 バージョン21H2」を2021年後半にリリースすることを発表した。バージョン21H2をベースとした「Windows 10 Long-Term Servicing Channel(LTSC)」の新バージョンも同時にリリースされる予定だ。

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Windows 10 バージョン21H2の概要

 Windowsを巡っては、2021年秋に新バージョン「Windows 11」のリリースが予定されている。しかし、主にセキュリティを重視する観点から、Windows 10と比べると動作要件が厳しい。

 Windows 10 バージョン21H2は、引き続きWindows 10を利用することになるPC(ユーザー)に向けた新しい機能アップデートで、主に以下の新要素が搭載される。

 「Windows 10 バージョン2004(May 2020 Update)」以降を導入してある場合は、バージョン21H2の導入を迅速に行える。バージョンアップ後のサポート期間は以下の通りだ。

  • Home/Proエディション:18カ月間
  • Enterprise/Educationエディション:30カ月間
  • LTSC:5年間

Insider Programにおけるテストも開始

 Windows 10バージョン21H2は、Microsoftの公開テストプログラム「Windows Insider Program」でも配信される。

 ただし、同プログラムでは開発者(Dev)チャネルを中心にWindows 11のテストも進行している。そのため、本バージョンのテスト版はWindows 11の動作要件を満たさないことを理由として、BetaチャネルからRelease Previewチャネルに移行したPC(ユーザー)を対象に配信される。

 なお、当初のテスト版には先述の新要素は実装されていない。準備ができ次第、今後のリリースで実装される見通しだ。

リリース正常性 Windows 10/11のサポートに関する情報は「Windows のリリースの正常性」で確認できる

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