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「市場拡大を見越した戦略」――デル、タッチ対応ディスプレイに27型と19.5型の2モデルを追加ビジネス需要にも期待(1/2 ページ)

デルがタッチパネル内蔵ディスプレイ2機種を発表した。今後の需要拡大を予測する同社は「タッチディスプレイ市場をリードしていく」と意気込む。Windows XPマシンのリプレースにも効果を発揮するという。

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タッチディスプレイにハイエンドモデルとエントリーモデルを追加

photo 27型ワイド液晶ディスプレイ「P2714T」。10点マルチタッチに対応する

 デルは9月18日、タッチパネル内蔵の液晶ディスプレイ2機種を発表した。ラインアップは27型ワイドの「P2714T」と19.5型ワイドの「E2014T」だ。P2714Tは同日、E2014Tは2013年9月26日に販売を開始する。価格はそれぞれ6万9980円(税込み、以下同)と2万4980円となる。

 P2714Tは高パフォーマンスモデルと位置付ける「P」シリーズの製品で、10点マルチタッチに対応する。解像度は1920×1080ドットに対応しており、輝度は270カンデラ/平方メートル。応答速度が8ms(GtG)、コントラスト比は1000:1(ダイナミックコントラスト比は800万:1)、表示色は約1677万色、色域はCIE1976比で83%だ。

 液晶パネルにPLS(Plane to Line Switching)方式を採用しており、視野角は水平/垂直ともに178度となる。PLSはIPS方式の派生版にあたり、一般的なIPSと同様に広視野角ながら、液晶の透過率を高めることにより、高輝度・低消費電力を実現している。消費電力は19ワットだ。

photophotophoto 背面にスタンドを備える。タッチしやすいよう角度をつけるとディスプレイが下がる仕組みだ(写真=左)。電源ボタンなど各種操作ボタンは右側面に配置する(写真=中央)。映像入力インタフェースは背面に搭載。HDMIはMHLに対応しており、スマートフォンやタブレットの画面を出力できる(写真=右)

 映像入力インタフェースはHDMI(MHL対応)×2、アナログRGB、DisplayPortの3系統を搭載し、USBハブ(アップストリーム×1、ダウンストリーム×4)も備えた。USBポート4基のうち2基はUSB 3.0、残りの2基はUSB 2.0に対応する。

 スタンドによりディスプレイは0〜60度までの角度調節が行え、100×100ミリのVESAマウントも利用可能だ。本体サイズは665(幅)×79.7〜421.3(奥行き)×475.5〜246.5(高さ)ミリで、重量は約9.39キロ。

photophotophoto ディスプレイは0〜約60度までの角度調節に対応。左側面にUSB 3.0ポート(ハブ用)を2基備える
photo 19.5型ワイド液晶ディスプレイ「E2014T」。5点マルチタッチに対応する

 E2014Tはエントリーモデルの「E」シリーズに属する。解像度は1600×900ドットで、5点マルチタッチに対応する。こちらはTNパネルを採用しており、視野角は垂直方向が160度、水平方向が170度となる。輝度は225カンデラ/平方メートルで、応答速度は2ms(GtG)、コントラスト比は1000:1(ダイナミックコントラスト比は800万:1)だ。

 映像入力インタフェースは、P2714Tと同様にHDMI(MHL対応)×2、アナログRGB、DisplayPortの3系統を搭載し、USB 2.0ハブ(アップストリーム×1、ダウンストリーム×2)を備える。ディスプレイのチルト角度はマイナス5度から30度まで対応しており、100×100ミリのVESAマウントも利用できる。本体サイズは505.9(幅)×165(奥行き)×376(高さ)ミリで、重量は4.89キロ。

photophotophoto ディスプレイはマイナス5〜30度までの角度調節に対応する(写真=左、中央)。映像入力インタフェースは背面に備えた。エントリーモデルでもDisplayPort入力を用意する(写真=右)
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