クアッドバンドXiが使えるコンパクトなルーター──「Wi-Fi STATION HW-01F」
NTTドコモは、Huawei製モバイルルーター「Wi-Fi STATION HW-01F」を発表した。4バンド対応Xiのほかに、屋外でも5GHz帯無線LANが利用できるようになった。
NTTドコモは、2013-2014年冬春モデルとしてHuawei製のモバイルルーター「Wi-Fi STATION HW-01F」を発表した。出荷開始は2014年3月の予定だ。通信方式は、NTTドコモが用意するXi(LTE)と3Gに対応する(海外ローミングでは3GとGPRSを利用可能)。Xiは、NTTドコモが展開する2.1GHz帯、1.7GHz帯、1.5GHz帯、そして、800MHz帯の「クアッドバンド」が利用できる。1.7GHz帯では下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsの通信が可能だ。
本体サイズは約57(幅)×90(高さ)×13.5(厚さ)ミリで、重さは約110グラムだ。カラーバリエーションとして、Orange、Whiteを用意する。本体搭載バッテリーの容量は1780mAhで、一部のモバイルルーターで増えているモバイルバッテリー機能は持たない。
本体にはサイズ2.4インチのタッチパネル内蔵ディスプレイを搭載する。大きな画面でバッテリー残量と電波受信状況、無線LAN接続機器などを確認できるほか、タッチパネルを使った操作でルーター単体でもSSIDやセキュリティーの設定などが簡単にできる。また、本体に用意したQRコードをスマートフォンで読み取るだけで、接続手続きができるようになった。
無線LANはIEEE 802.11a/b/g/nに準拠し、同時に10台まで接続できる。無線LAN接続では、屋外でも5GHz帯を利用できるようにした。これは干渉する気象レーダーの電波をとらえたら自動で別のチャネルに切り替える「DFS」機能を実装することで可能になった。
端末名 | Wi-Fi STATION HW-01F |
---|---|
通信速度 | Xi(LTE):下り最大150Mbps/最大50Mbps、HSPA:下り最大14Mbps/上り最大5.7Mbps |
使用周波数 | LTE:2.1GHz帯/1.7GHz帯/1.5GHz帯/800MHz帯、3G:2.1GHz帯/850MHz帯/800MHz帯、GPRS:1.9GHz帯/1.8GHz帯/900MHz帯/850MHz帯 |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約57×90×13.5ミリ |
重さ | 約110グラム |
連続通信時間 | 未定 |
連続待受時間 | 未定 |
バッテリー容量 | 1780mAh |
発売 | 2014年3月以降 |
(記事掲載当初、製品名に誤りがありました。おわびして訂正いたします)
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