400グラム台+11時間動作、国内メーカー初の8型Windows 8.1タブレット──「dynabook Tab VT484」:2013年タブレット秋冬モデル
海外で先行発表されていた東芝の8型Windowsタブレットが国内でも登場。Bay Trail-T世代のSoCと8型サイズの小型ボディにWindows 8.1を搭載する。価格は5万円台前半から。
8型サイズの小型軽量ボディを採用したWindows 8.1タブレット
あのFlashゲームに最適か?──東芝よりWindows 8.1を採用した8型タブレット「dynabook Tab VT484」が登場する。
ラインアップは上位の「VT484/26K」とベーシックな「VT484/23K」、低廉な「VT484/22K」の全3モデル。ストレージ容量、Officeのエディション、プリインストールソフトウェアに違いがある。発売は2013年11月22日より順次。価格はオープン、発売時実売価格はVT484/26Kが6万円台半ば、VT484/23Kが6万円前後、VT484/22Kが5万円台前半と予想される。
特長はやはり「8型サイズの薄型軽量ボディを採用したWindows 8.1タブレット」であること。海外ではインテル製タブレット向けSoC「Atom Z3000シリーズ」(開発コード名:Bay Trail-T)の発表に合わせ、Encoreと呼ぶブランド名で先行発表されていたシリーズだが、国内では「dynabook Tab」ブランドを冠して登場することになった。
主な仕様は、プロセッサにクアッドコア/4スレッド同時処理対応のAtom Z3740(1.33GHz/最大1.86GHz)、2Gバイトのメインメモリ、64Gバイトのフラッシュストレージ(上位モデルの場合、下位モデルは32Gバイト)、ディスプレイは1280×800ドット表示対応で静電タッチパネル付きの高視野角8型ワイド液晶、通信機能は802.11a/b/g/n準拠のデュアルバンド無線LANとBluetooth 4.0、200万画素インカメラ/800万画素アウトカメラなど。インタフェースにはMicro HDMI出力、Micro USB×1(OTG対応)、microSDスロット、マイク/ヘッドフォン兼用端子(3.5ミリミニジャック)が備わる。
本体サイズは135.9(幅)×213.0(高さ)×10.7(厚さ)ミリ、重量は約445グラム。バッテリー動作時間は約11時間。OSは32ビット版Windows 8.1。オフィススイートはVT484/26KとVT484/23KがOffice Home and Business 2013(Word、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlookを包括)、下位のVT484/22KはOffice Personal 2013(Word、Excel、Outlookを包括)が付属する。海外版32Gバイトストレージモデルは国内では販売されないOffice Home and Student 2013付属で329.99USドル(日本円換算約3万3000円、2013年11月現在)だが、国内モデルは付属Officeエディションの都合で実売価格は残念ながら若干高額になっている。
ソフトウェアはTruCapture、Skypeらくらくナビ、思い出フォトビューア、さらに上位のVT484/26KはSkype録画アプリ(「Corel VideoStudio」)、RZスイートexpress(DTCP-IP配信対応レコーダーや地デジPCの録画番組をワイヤレス再生できるDTCP-IP対応ソフトウェア)が付属する。
dynabook Tabシリーズ店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD/SSD | OS | 実売価格 |
dynabook Tab VT484 | VT484/26K | Windowsタブレット | 新シリーズ | Atom Z3740 (1.33GHz/最大1.86GHz) | 2GB (LPDDR3) | 64GB フラッシュ | 32ビット版 Windows 8.1 | 6万円台半ば |
VT484/23K | Windowsタブレット | 新シリーズ | Atom Z3740 (1.33GHz/最大1.86GHz) | 2GB (LPDDR3) | 32GB フラッシュ | 32ビット版 Windows 8.1 | 6万円前後 | |
VT484/22K | Windowsタブレット | 新シリーズ | Atom Z3740 (1.33GHz/最大1.86GHz) | 2GB (LPDDR3) | 32GB フラッシュ | 32ビット版 Windows 8.1 | 5万円台前半 | |
dynabookシリーズ店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | 無線LAN/バッテリー動作時間 | 光学ドライブ | GPU | TV/オフィス | 重量 |
dynabook Tab VT484 | VT484/26K | 8型ワイド (タッチパネル) | 1280×800 | 802.11a/b/g/n / 約11時間 | ─ | CPU統合 | ─ / Office Home and Business 2013 | 約445グラム |
VT484/23K | 8型ワイド (タッチパネル) | 1280×800 | 802.11a/b/g/n / 約11時間 | ─ | CPU統合 | ─ / Office Home and Business 2013 | 約445グラム | |
VT484/22K | 8型ワイド (タッチパネル) | 1280×800 | 802.11a/b/g/n / 約11時間 | ─ | CPU統合 | ─ / Office Personal 2013 | 約445グラム |
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