ぼちぼち売れる! GeForce GTX 1060カードが登場:古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)
次世代ミドルレンジのGeForce GTX 1060搭載カードがアキバ各店に並んでいる。ライバルもなく、指名買いもなく、でもどこのショップでも「ぼちぼち」売れているという。
「RX 480はオリファン待ち」――新ミドルレンジGPU、街での売れ行き
7月19日、予定通りにNVIDIAのミドルレンジGPU「GeForce GTX 1060」を搭載したグラフィックスカードが複数のメーカーから一斉に登場した。週末までにオリジナルクーラーやショート基板を採用したモデルも複数出回っている。価格は税込み3万5000円前後から4万3000円前後だ。
各ショップの反響はぼちぼちだという。発売日に深夜イベントを実施したパソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「イベントはミドルレンジとしてはたくさんのお客さんに集まっていただいてうれしかったですね。それ以降もぼちぼち売れています。さすがにハイエンドクラスの勢いはありませんが」と振り返る。
他のショップでも似た売れ方をしているようだ。同じく深夜イベントを実施したTSUKUMO eX.は「ゲームが快適にできるちょうどいいグラフィックスカードを探していて、最終的に行き着くGPUという感じで売れています。ハイエンドの予算を用意される方はブランドまで固めている方も珍しくありませんが、GTX 1060は店頭でいろいろ見比べたうえでという流れですね」と話していた。
一方、発売前にライバルと目されたRadeon RX 480カードの売れ行きは、すでに落ち着いてしまっているとの声が多かった。某ショップは「オリジナルクーラーモデル待ちですね。初回の勢いは完全に沈んでいます。Radeon好きの人が指名買いするGPUなので、りGTX 1060カードとどちらを選ぶという存在にはなっていないです、やはり」とつぶやいていた。
先週末にはASUSTeKから「RX480-8G」が税込み3万6000円前後で登場したが、こちらもリファレンス仕様だ。「ASUSTeKならではのツールが使えるのは魅力ですね。ただ、オリジナルクーラー待ちの人はなびかないでしょうね」(同)という。
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