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プレミアムスタンダードノート「LAVIE Note NEXT」見参 “ゼロベース”で開発

NECパーソナルコンピュータの15.6型ノートPCに、新しいプレミアムモデルが登場する。PCの買い換えサイクルが延びる中、長く使うために必要な機能を厳選して搭載している。

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 NECパーソナルコンピュータは10月中旬、15.6型ワイド液晶を搭載するスタンダードノートPC「LAVIE Note NEXT」を発売する。想定販売価格は17万9800円〜20万9800円(税別)で、10月19日から順次出荷を開始する。

 同日から一部構成をカスタマイズできるNEC Direct(Web直販)モデル「LAVIE Direct NEXT」の受注も開始している。最小構成時の販売価格は16万8800円(税別)だ。

LAVIE Note NEXT(グレイスブラックシルバー)
LAVIE Note NEXT(グレイスブラックシルバー)
LAVIE Note NEXT(グレイスホワイト)
LAVIE Note NEXT(グレイスホワイト)
LAVIE Note NEXT(グレイスゴールド)
LAVIE Note NEXT(グレイスゴールド)

長い間使っても安心なプレミアムノートPC

 LAVIE Note NEXTは、従来の15.6型モデルの「LAVIE Note Standard」のプレミアムモデルを置き換える形で登場する。PCの買い換えサイクルが延びる傾向にある中、ノートPCに必要な要素を「機能」「情緒」「自己表現」の大きく3点から“ゼロベース”で再定義し、長期間快適に使えることを目指したという。

機能:最新CPUを採用 最上位機種にはPCI Express接続SSDも

 機能面では、処理速度の向上を最重要視している。

 CPUには4コア・8スレッドの第8世代Core iファミリー(Kaby Lake Refresh)を採用。最上位の「NX850/JA」と中位の「NX750/JA」にはCore i-8550U(1.8G〜4GHz)、下位の「NX550/JA」にはCore i5-8250U(1.6G〜3.4GHz)を搭載している。

 メインメモリの容量は上位・中位モデルが8GB(4GB×2)、下位モデルが4GB(4GB×1)で、最大32GB(16GB×2)まで増設できる(メモリモジュールはDDR4 SO-DIMMに対応)。

 ストレージは上位モデルが128GBのSSD(PCI Express接続)と1TBのHDD、中位モデルが1TBのSSHD、下位モデルが1TBのHDDをそれぞれ搭載している。中位モデルと下位モデルについては、12月1日からメーカー純正の「SSD増設サービス」が提供される予定だ。

 光学ドライブは全モデル共通でBDXL対応のBlu-ray Disc(BD-RE)ドライブを搭載している。

CPUは最新
CPUには第8世代のCore iファミリーを採用。従来の第7世代(Kaby Lake)と比較するとコア数とスレッド数が倍となったため、処理速度が大幅に向上した。

情緒:打鍵音を抑えつつ打鍵感を向上したキーボード

 情緒(ユーザー体験)の面では、PCの入力デバイスとして最も重要なキーボードの改善に力を入れている。

 キーボードのキーは支える構造を変更し、打鍵音を従来モデルから半減させた。その上で、本体の傾斜とキーボード背面に差し込んだ鉄板によって打鍵感の改善も行っている。長期間使っても印字が消えにくくなるように、キートップには高耐摩耗性UVコーティングも施している。

 ただし、方向キーのレイアウトが従来モデルから変更されている。これは後述するデザインとの兼ね合いが主な原因だという。

キーボードの改善
キーボードは構造を見直すことで打鍵音の低減と打鍵感の向上を両立
方向キー回り
デザインとの兼ね合いで、方向キーのレイアウトが変更されている。方向キーを多用する場合、評価が分かれそうだ

自己表現:紙の束をイメージしたシンプルデザインに

 自己表現の面では、従来モデルと比較してデザインをシンプルにしている。

 各モデルともにボディーカラーはグレイスブラックシルバー、グレイスゴールド、グレイスホワイトの3色を用意しているが、いずれのカラーも「紙の束」をイメージしたシンプルなデザインテイストとなっている。また、狭額縁ガラス液晶を使うことでボディーのコンパクト化も行った。

 ボタンやインタフェースの配置も見直した。従来はキーボードベゼルにスピーカーやボタンが用意されていたが、これらを撤廃。電源キーは右側面に、スピーカーは背面に移動した。

キーボード回り
キーボード周辺にあったボタンやスピーカーは撤廃。キーボードとタッチパッドしかないシンプルなデザインに
スピーカー
スピーカーは背面に移った。これには「いろいろ議論があった」(関係者)という

 本体左側面には電源端子、HDMI出力、USB 3.1 Type-C端子、SDメモリーカードスロットとイヤフォンマイク端子を備えている。USB 3.1 Type-C端子は映像出力(DisplayPort)機能やUSB Power Delivery(USB PD)による電源入出力には対応していない。

 本体右側面には電源ボタン、USB 3.0端子×2と光学ドライブを備えている。電源ボタンにはWindows Hello対応の指紋認証センサーも一体化しているが「電源オフからのシングルサインインには対応していない」(関係者)。USB 3.0端子のうち1つは、電源がオフの状態でも給電できるようになっており、スマートフォンやモバイルバッテリーの充電に用いることができる。

左側面
左側面
右側面
右側面

発売記念キャンペーン

 LAVIE Note NEXTの発売を記念して、同社では「LAVIE Note NEXT デビューキャンペーン」を実施する。

 11月16日までにLAVIE Note NEXT(Direct NEXTを含む)を購入した上で、12月15日までに特設Webサイトで所定の手続きを行うと、もれなく5000円相当のカタログギフトがもえらえる。ギフトは約3400種類の中から選択可能で、申し込みから約1カ月程度で指定した住所に届く。

LAVIE Note NEXT デビューキャンペーン
LAVIE Note NEXT デビューキャンペーンの特設Webサイト

Note Standardのハイスペック(Core i7)モデルもマイナーチェンジ

 その他のLAVIE NoteシリーズやLAVIE Hybrid ZEROシリーズについては、夏モデルを継続販売する。

 ただし、LAVIE Note Standardのハイスペックモデル「NS700」についてはCPUをCore i7-8550Uにアップグレードした「NS700/JA」に置き換わる。ボディーカラーはシャンパンゴールド、ルミナスレッド、スターリーブラック、エクストラホワイトの4色で、想定販売価格は17万9800円(税別)となる。

LAVIE Note Standard NS700/JAB
LAVIE Note Standard NS700/JAB(スターリーブラック)

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