「Apple Watch Series 4」発表 ユーザーの落下やスリップ検知で自動SOS 「心電図」も取得可能に
米Appleが画面を30%大型化した「Apple Watch Series 4」を発表。LTEに対応した「Apple Watch Series 4 with cellular」(GPS+Cellularモデル)の価格は499米ドルから。GPSのみのモデルの価格は399米ドルから。
米Appleは9月12日(現地時間)、スティーブ・ジョブズ・シアターで開催したスペシャルイベントで「Apple Watch Series 4」を発表した。従来モデルに比べ、画面が約30%大きくなった。
LTEに対応した「Apple Watch Series 4 with cellular」(GPS+Cellularモデル)の価格は、499米ドルから。GPSのみのモデルの価格は399米ドルから。カラーはグレー、ブラック、ゴールドの3色。14日から予約を受け付け、21日に発売する。GPS+CellularモデルはNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3キャリアが扱う。
バンドが40mmのモデルは、従来モデルから35%大画面化。44mmモデルは32%大画面化した。
新しい加速度センサーとジャイロセンサーにより、32G(重力の32倍の加速度)まで計測可能になった。これにより、ユーザーの落下やつまづき、スリップといった、身に危険が及ぶ動きを検知。自動でSOSへコールする機能を搭載した。
また、これまでも心拍数は取得できたが、本モデルから「心電図」を取得できるように。背面の心拍センサーと本体右側面の「デジタルクラウン」を電極とし、デジタルクラウンに指を30秒間当てることで測定できる。心電図のパターンはHealthアプリに記録され、何かの兆候があった場合には医師と共有することもできるという。
デジタルクラウンにはハプティックフィードバックを搭載。操作時によりメカニカルな触覚を提供できるという。
スピーカーは、従来モデルに比べ50%大音量化した。
搭載する「S4」チップには64bitのデュアルコアプロセッサと新GPUを搭載。従来モデルに比べ2倍高速になったという。
OSには、6月に開催したWWDC 2018で発表した「watchOS 5」を搭載。
バッテリー駆動時間は、標準的な使用で18時間。アウトドアワークアウトの利用で6時間。
関連記事
- 「iPhone XS」「iPhone XS Max」発表 5.8型と6.5型のHDR対応ディスプレイ搭載【詳報】
Appleが新しいiPhoneを発表。iPhone Xの後継機種と、その大画面モデルが登場する。 - 「iPhone XR」発表 6.1型液晶搭載でホームボタンなし 6色展開【詳報】
Appleが9月12日にスペシャルイベントで新iPhoneを披露。スタンダード機の「iPhone XR」は6.1型液晶を搭載。ホームボタンは搭載していない。 - 新OSに見るAppleのメッセージとは? WWDC 2018を林信行が読み解く
WWDC 2018でAppleははっきりと「顧客重視」の姿勢を打ち出した。林信行が現地から解説。 - Apple Watch Series 3、LTEに対応し通話も音楽も単体で利用可能に――9月22日発売
4000万曲を抱えるApple Musicの音楽をApple Watch単体で楽しめる。 - Apple Watch Series 3先行レビュー 林信行が読み解く「デジタルダイエットの提案」
あなたの人生を変えうる、ただ1つのファッションアイテム。 - 「Apple Watch Series 3」でモバイル通信を始めるために必要なこと
「Apple Watch Series 3」セルラーモデル最大の特徴は、単体でモバイル通信ができることだが、どうやって設定するのか。また注意すべきポイントは? 実機で設定をしながら確認した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.