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第9世代「Core i5-9600K」でCPUの在庫状況はかすかに改善か古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

新世代Coreシリーズに属する初のCPUとして「Core i5-9600K」が店頭に並んだ。また、GeForce RTX 2070搭載のグラフィックスカードも売り出されている。

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 10月19日22時、コードネーム「Coffee Lake Refresh-S」ことIntelの第9世代Coreが売り出された。登場したのは「Core i5-9600K」で、税込み価格は3万5000円前後。入荷数は「そこそこ」というショップが多く、決して潤沢ではないものの、複数の店舗が深夜販売イベントを実施するほどの数量は初回から投入されている。


Core i5-9600Kの深夜販売を知らせるパソコン工房 秋葉原BUYMORE店のPOP

同店に入荷した「Core i5-9600K」

 Core i5-9600Kは6コア・6スレッドのCPU。クロック数は通常3.7GHz、Turbo Boost最大4.6GHzとなる。グラフィックチップにはIntel UHD Graphics 630を内蔵し、TPDは95Wだ。CPUクーラーは別売り。

 各ショップの反応は静かだ。パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「(第8世代の)Core i5-8600K(6コア・6スレッド、通常3.6GHz・ターボ最大4.3GHz、TDP 95W)の正常進化といったところですね。まあ、Coffee Lake Refreshですし」と淡々と語る。

 他のショップもおおむね同意見で、「みんな待っているのは、最上位のi9-9900Kだと思います。けれど、月内に間に合うか全く読めない状況。ジリジリした感じです」(某ショップ)といった声も聞こえた。

 深刻化しているIntel製CPUの穴埋めとしてのニーズを期待する声もあったが、そこまで大きくはなっていない様子だ。パソコンSHOPアークは「i5最上位だけが新調されてもミドル以下の代わりにはならないですから。厳しい状況が続いています」と小さくつぶやく。

 ただし、「代理店や小売り店レベルの調整で、少しですがストックが持てるようになってきました」(TSUKUMO eX.)とのコメントも聞くようになってきた。引き続き、年末にかけての動向に注目していきたい。


TSUKUMO eX.のCPU価格表。10月19日撮影
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