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景気減速を反映し、11月の家電出荷額はマイナスに

JEMAが11月の家電製品の出荷実績を発表した。景気減速が実体経済にも影響した結果とみられる。

 日本電機工業会(JEMA)は、11月の民生用電気機器の出荷実績を発表した。これによると、11月の国内出荷金額は前年同月比の93.8%の1269億円となり、2カ月ぶりにマイナスとなった。

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image 表・グラフ:JEMAプレスリリースより

 製品別ではこれまで好調を維持してきた電気冷蔵庫が前年比94.5%の234億円と8カ月ぶりにマイナスになったほか、電気洗濯機(同89.9%)、電気掃除機(同82.2%)、電子レンジ(同97.1%)など、主要な製品が軒並みふるわず、景気減速が実体経済に及び、消費者の買い控えにつながったとみられる。

 なお電子レンジのうち、オーブンレンジは台数では前年比95.1%の22万1000千台と2カ月ぶりのマイナスだが、過熱水蒸気などスチーム機能を搭載した付加価値商品の人気が高く、金額では同100.1%の57億円と前年水準を維持している。電気冷蔵庫でも501L以上の大型に限れば台数ベースで127%の3万1000台と二桁の伸びを見せており、大型・高機能タイプの家電は引き続き人気だ。

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