手軽にタブレットPCでメモできる「付箋」を使おうMicrosoft Windows XP Tablet PC Editionには、オリジナルの機能として「付箋」が標準で付属している。ペンで手軽にメモを取って保存しておける便利な機能だ。Microsoft Windows XP Tablet PC Editionには、オリジナルの機能として「付箋」が標準で付属している。ペンで手軽にメモを取って保存しておける便利なソフトだ。プログラムメニューの最上階層にあるため起動も簡単だ。 付箋を起動すると、デスクトップ上に付箋のウインドウが表示される。この入力エリアにペンでメモを書き込むことができる。ほかのインクアプリケーションのようにペンの種類や色などの設定は用意されておらず、細めの黒いペンのみとなる。また、画像などを貼り付けることもできない。あくまで付箋のメモなのだ。 付箋を起動するとデスクトップ上にウインドウが表示される。もちろん場所やサイズを自由に変更できる メモを書き込むとタイトルバーに日時が表示され、ノートとともに保存される。付箋の終了は「×」ボタンで行うが、メモの内容は自動的に保存される。「保存」というコマンドは用意されていないのだ。付箋は「ノート」と呼ばれ、新しいメモを作成したいときには「新しいノート」をクリックする。ノートはスタックされていき、保存されているメモの枚数は数字で表示される。 「新しいノート」は別ウインドウではなく、スタックとして開かれる。以前のメモを参照したいときには、右上の矢印ボタンで表示させる 画像などの貼り付けはできないが、付箋には音声録音機能が用意されている。メモの代わりに音声で必要事項を記録しておくことが可能だ。録音ボタンをクリックすることで録音が開始される。1つのメモの最大録音時間は30秒となっている。 付箋には音声録音機能が用意されており、音声メモを記録できる。最大録音時間は30秒だ 付箋のメニューバーには、コピー用のボタンが用意されている。このボタンでメモを書き込んだノートの内容をほかのアプリケーションなどに貼り付けることができる。「ドラッグ&ドロップ」ボタンをクリックすると、アプリケーション上に直接ノートの内容をドラッグ&ドロップできる。ちなみにデスクトップ上にドラッグするとEMF形式の画像ファイルとなる。 アプリケーション上でカーソルに「+」が表示されればドラッグが可能だ。「コピー」ボタンでは、ノートの内容がクリップボードに送られる。貼り付けられる内容はコピー&ペーストと同様で、画像データとなる。 コピー用のボタンで、ノートの内容を画像としてほかのアプリケーションに貼り付けられる。Excelの場合は「図」として貼り付けられる(クリックすると拡大します) 付箋のデータはインポート、エクスポートが可能だが、付箋専用の「.snt」ファイルとなるため、現在のところタブレットPC同士でないとやりとりできない。また、ノート単位ではなくスタックとしてインポート、エクスポートが行われる。そのためインポートの際にはダイアログに「結合」「置換」のボタンが表示される。 インポート、エクスポートは付箋専用のファイル形式になるため、タブレット同士でないとやりとりできない。インポート時に既存のスタックを残す場合は「結合」を、上書きする場合は「置換」を選択する(クリックすると拡大します) このほか、Windowsの起動時に付箋も起動させたり、絶えず画面の一番手前に表示させるといった設定をオプションから行うことができる。また、インクを消すジェスチャを有効にすることも可能だ。 オプションには起動や表示、ジェスチャといった項目が用意されている。必要最小限の機能をシンプルにまとめた印象だ [吉澤亨史, ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. FeaturesPICK UP
ベールを脱いだ“Origami”、MicrosoftとIntelがOrigamiことUMPCを披露
“Origami”命名者らが明かすUltra-Mobile PC構想
1キロを切る超小型・軽量のコンバーチブル型タブレットPC──富士通「FMV LIFEBOOK P8210」
これが“ThinkPad”クオリティのタブレットPCだ──レノボ・ジャパン「ThinkPad X41 Tablet」
デジタルクリエイター教育におけるTabletPCの可能性──デジタルハリウッド杉山学長インタビュー
サラリーマンのためのタブレットPC使いこなしガイド 第1回:OneNoteの登場でタブレットPCがいっそう身近に(1)
マイクロソフト、次世代TabletPCのコンセプトモデルを初披露
TabletPCの現在、そして未来を語る──モバイルプラットフォーム事業部GMインタビュー
ペンオペレーションでモバイルAVノートの魅力が変わる──富士通「FMV-BIBLO LOOX P70R」
タブレットPCのプレゼンは、なぜ琴線を揺さぶることができるのか?
コンバーチブル型を採用した企業ユースのメインストリームモデル──日本HP 「HP Compaq tc4200 Tablet PC」
オフィスを狙った本格仕様の2スピンドルコンバーチブル型タブレットPC──富士通「FMV LIFEBOOK T8210」
TabletPCでペーパーレス化や広告イメージの具体化・共有化を実現
タブレットPC・ガールの旅日記Vol.8「東京ベイエリアに行きました」 |