タブレットPC最薄・最軽量のNEC LaVie TBは、キーボード別売りが潔い

正確に言えば、タブレットPCの第1.5世代くらいと言うべきか。先行各社に遅れること3カ月弱。NECが放つ自信作は、10.4型のディスプレイに、予告通りの世界最薄15mm・最軽量約1Kgだった。試作機に触れる機会を得たので、インプレッションをレポートしよう。

 正確に言えば、タブレットPCの第1.5世代くらいと言うべきか。先行各社に遅れること3カ月弱。NECが放つ自信作は、10.4型のディスプレイに、予告通りの世界最薄15mm・最軽量約1Kgだった。試作機に触れる機会を得たので、インプレッションをレポートしよう。

薄くて軽いのはいいことだ

 テレビの回顧シーンを見ると、「大きいことはいいことだ」という曲がときたま流れる。それを見るたびに時代は変わると実感するのだが、タブレットPC最薄・最軽量のLaVie TBを触るとさらに実感するだろう。12インチクラスのスリムノートPCが1Kg近辺に今あることを考えれば、タブレットPCも当然なって然るべきだった。

 第1世代にこのレベルの軽量マシンが出てこなかったのは、やはりシチュエーションに合わせてフォームを変えるという部分に重きを置いていた会社が多かったからではないだろうか。コンバーチブル型はまさに変形の妙だし、ピュアタブレット型のものも、変形を前提としている。

 逆にNECは、すでに変形出来るものが多く登場しているため、“変形しない”(変形させるのはオプションでありユーザーの自由)という、選択をしたようなものだろう。

 ただいくら軽いとは言え、手の指だけで側面を支えているとさすがに1時間程度のミーティングにはつらいと思われる。腕で支えるという使い方が正しいだろう。

ピュアタブレット型のLaVie TB

最近のNECはふっ切れている

 NECというPCメーカーは、かつて市場シェアが50%を越え、パソコンのオーソドックスな基本形を作っていた。その強烈なイメージは今でも残っているが、もう、NECはかつてのNECではない。NECらしからぬ(失礼)個性的で、やんちゃな製品も作る会社になってきている。2002年秋・冬に発表したLaVie Nや、VALUESTAR FSなどが良い例だ。

 今回のLaVie TBもそうだ。キーボードが付属しないのは、あくまでもペンで使いたいからタブレットPCを買うのだよね、とユーザーに言っているようなものだ。また、デスクトップとして使用するための台も、非常に簡素な写真立てのようなものだけ。その製品コンセプトはストイックだ。

 無論、実用のための用意はされている。CPUには超低電圧版Pentium III の933MHz-M。無線LANには802.11a/bに両対応。USB 2.0×3。バッテリは約3時間駆動と、おさえるところはおさえている。

右側面。左よりヘッドホン端子、マイク端子、USB 2.0×3、外付け光学ドライブ用電源、そしてCFカードスロット

[大出裕之, ITmedia ]

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