> ニュース 2003年5月30日 11:30 PM 更新

「詳細は一切未定」の段ボールPCBOX第2弾を発見


 今回発見した段ボールケース第2弾試作第1号機。その情報は、一切明らかにされていない。

 完全なケース型になっていた「段ボールPCBOX」と異なり、こちらは、言うならば玄人志向が販売している「根性試し用まな板」のようなオープンハンガータイプだ。


今度の段ボールPCBOXは、上にマザーをむき出しにおいてパーツを簡単に交換できる「PCパーツ棚」になっている。4枚合わせの段ボールのおかげで強度は十分。ゆすってもびくともしない

 新しいパーツがアキバに並ぶたびに買いに走り、とっかえひっかえベンチマークをとりまくる、人柱系パワーユーザー向けの体裁を取っている。

 段ボールPCBOXで見せた職人技は健在。ダンボールの目を垂直に合わせて4枚重ねることで強度を確保。電源コードの長さにあわせて複数あけられたケーブル用の穴や、ドライブの出し入れ時にかかる力を受け止めるストッパー。

 そして、組み立て時に接着剤を一切必要としない楔止めと、いたるところに強度と使い勝手を考慮した工夫が盛り込まれている。


上段にマザーボード、下段の向かって右に電源ユニット、左側中段は3.5インチドライブベイ、下段は5インチドライブベイになっている。ドライブベイの奥に見える出っ張りはメディア挿入時にかかる力を受け止めるストッパー


棚パーツと側板パーツの組み合わせは楔を打ち込んで行う。接着剤を使うと組み立てる人の器用さで強度が変わってしまうが、この方式なら誰もが同じように組み立てられる


実際にパーツを載せてみた。マザーボードはフルATXに対応。ドライブは2台を重ねて置けるが、その気になれば電源ユニットの手前にも縦置きできるスペースがある

 冒頭でも述べたように、この製品に関する情報はまったく公開されていない。それこそ発売するかどうかも白紙状態だ。

 現在ルーポ社内で試用評価中だが、使い勝手はなかなかのものらしい。当然価格も決まっていないが「もし販売するようになれば4000円程度」ということになりそうだ。

 ルーポのWebページでも情報が掲載される予定は「今のところない」。ルーポは、製品に関する問い合わせはinfo@lupo.co.jpのみで受け付けるとしている(電話、FAXは不可)。

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[長浜和也, ITmedia ]

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