リコー伝統の通信機能を手軽に――「Caplio Pro G3」レビュー(1/3)リコーが、各種通信カード対応のCFカードスロットを搭載したコンパクトデジカメ「Calio Pro G3」を発表。PHSカードやGPSカードなどさまざまなCF型通信カードを利用可能な“通信デジカメ”の実力は?
リコーが、各種通信カードに対応したコンパクトデジカメ「Calio Pro G3」を発表した。画像記録に使用するSDメモリーカード用のスロットに加えて、コンパクトフラッシュ(CF)カード用のスロットを搭載。PHSカードやGPSカードなど、CFタイプのさまざまな通信カードを利用することができる。インテリジェント機能を数多く搭載したこの“通信デジカメ”を、発売前に触ることができたのでレビューをお届けしよう。
各種通信カードに対応した“通信デジカメ”「Calio Pro G3」 Calio Pro G3は、今年2月に発表したCaplio G3シリーズにCFカードスロットを装備し、内蔵ファームウェアなどを各種通信カード向けに対応させたもの。デジカメとしてのスペックはCaplio G3 model Sとほぼ同じで、0.14秒の高速シャッターレスポンスや、1センチメートルまでの超マクロ撮影、カメラメモ/音声メモ機能など、Caplio G3シリーズで評価の高い撮影機能を備えている。 ボディデザインも「一体感があり、手の一部となるカメラ」(同社)を目指したCaplio G3シリーズのそれを踏襲しており、持ち手部分をR形状にして握りやすくしたコンパクトボディはそのままだ。外観上の大きな違いは、液晶パネル背面部に装備されたCFカードスロット。ちょうどランドセルのように、Caplio G3にCFカードスロットを背負わせるようなカタチで内蔵しており、その分だけ本体の奥行きが6.6ミリほど厚くなっている。
ランドセルのようにCFカードスロットを背負わせるようなカタチで内蔵 CFカードスロット内蔵によって、ボディの重さも約180グラムとCaplio G3より20グラム増えている。本来ならCFスロットが追加された本体左側の重量増で、手に持った時のバランスが崩れるところだが、もともとバッテリーを本体右側に配置する構造のためか、重量バランスの乱れはさほど感じない。ボディ形状を生かしたカタチでCFカードスロットが増設されているため、背面部から見たデザインも“無理やり取り付けました”的な違和感は少ない。
ボディ形状を生かしたカタチで増設しているので、違和感は少ない 機能拡張用として用意されたCFカードスロットには、PHS通信カード、無線LANカード、GPSカードといったCFタイプの通信カードを装着して利用できる。PHSや無線LANでネットワークに接続して撮影画像をFTP経由やメールで送信したり、GPSで取得した位置情報を写真データに記録することが可能だ。また、今秋に予定されている無償バージョンアップによって、Bluetoothカードにも対応。Bluetooth対応のプリンタから撮影画像を直接印刷することができるようになる。
PHSカードなどを利用して、撮影画像をFTP経由やメールで送信できる 今回のレビューでは、PHSカードを使ってメールによる撮影画像の送信を試みてみた。
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