> レビュー		2003年7月7日　03:58 PM 更新

Rating Policy
マニュアル系コンパクトデジタルカメラ

Rating Policy：マニュアル系コンパクトデジタルカメラ

　PCUPdateのレビューでは、製品分野ごとに複数の評価項目を設定し、各項目を10点満点で採点しています。

　評価項目は、大きく分けて「技術評価」と「総合評価」の二つがあります。

　このうち技術評価では、同じジャンルに属する製品はすべて同じ基準で採点します。これは、製品の位置付けや対象ユーザー、価格政策といったマーケティング的な要素に左右されずに、対象製品の性能や能力を共通の尺度で評価するためです。

　これに対し、総合評価では、対象製品の性能や能力に加えて、想定用途や対象ユーザーとのマッチング、ユーザーベネフェット、コストパフォーマンスなども考慮し、製品全体の完成度を評価しています。例えば、技術評価点が低くても、それを補って余りある長所・特長を備えた製品の場合、総合評価の採点は高くなることがあります。

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• 評価点は評価時点の点数であり、時間経過にともなう相対変化は考慮していません。したがって、半年後に評価を行った場合は、同じ製品でも（その時点での価格や他製品との相対的な比較によって）評価点が変わる可能性があります。

• 技術評価項目は、対象製品のカテゴリによって異なります。これは、重視される項目がカテゴリによって異なるからです。マニュアル系コンパクトデジタルカメラでは、下記の5項目について評価を行いました。

• 評価点は一般的なレビューよりも低めに採点しています。これは製品の差をきちんと付けるためです。5点以上であれば実用上問題はないと考えていいでしょう。8点が付けられた項目は合格点に十分達しています。一方、4点以下の場合は、評価者はその項目に重大な問題があると考えています。

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　各技術評価項目の注目点を列記します。

• 画質

　マニュアル系デジカメで最も重要なのはやはり画質。画素数のみならず、発色、ノイズ、ディテールの描写力・階調表現などを加味して、マニュアル系デジカメとしてふさわしい画質を持っているかどうかをチェックします。

• カメラ性能

　レンズや露出モード、ISO感度、拡張性、AFなどカメラとしての性能をチェックします。マニュアル系デジカメでは非常に重要な部分であり、より高い性能を持ったカメラが評価されます。

• デジタル性能

　デジカメならではの機能について評価します。カメラ性能以外の部分。ホワイトバランスや画質のカスタマイズ、シーンモード、再生機能といったデジカメならではの機能に加え、個性的な撮影機能があればここで評価します。

• デザインインタフェース

　マニュアル系デジカメでは、絞り値やホワイトバランス、ISO感度など、撮影パラメータを素早くセットできるインタフェースが要求されます。デザインも見た目の奇抜さより機能性が重視され、特にグリップ感や構えたときの安定感は重要になります。そういう視点で評価します。

• 機動力

　画質・機能重視のジャンルとはいえ、機動力は重要です。持ち歩きやすさや起動時間、撮影間隔など、快適に撮影できるかどうかを中心にチェックします。

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