キヤノンのコンパクトデジカメ最上位機「PowerShot G5」が発売された。いよいよ5メガピクセルの世界に足を踏み入れたハイエンド機の実力を、G1ユーザーが“買い替え物色モード”で検証してみた。
キヤノンのコンパクトデジカメ最上位機「PowerShot Gシリーズ」の最新機種「PowerShot G5」が6月20日に発売された。いよいよ5メガピクセルの世界に足を踏み入れたこのハイエンドコンパクト機の実力を、2年以上も初代機「G1」を使い続けている筆者が“買い替え物色モード”で検証してみた。
同社コンパクトデジカメ最上位シリーズの最新機種「PowerShot G5」 “G5”といっても、PowerShot Gシリーズとしては4代目の製品となる。G1、G2、G3ときてなぜ“G4”を飛ばしたかは定かではないが、まさか“4”を嫌う日本人特有の気質からではないだろうし、かつての蜜月関係から、同時期に発表されたAppleの“世界最速PC”と同じ名前にしたとも考えられない。おおかた「5メガピクセルだから“G5”」というあたりが、正解なのではないだろうか。
その名の通り、今回の新製品の一番の“売り”はズバリ「5メガピクセル化」(だけ)だ。「ハイエンドデジカメとして完成の域に達したG3の後継機に、新機能はいらない」と言わんばかりの潔さ(?)。機能面で唯一変更された点は、デジタルズーム倍率が従来の3.6倍から4.1倍になったことと、ラージ/ファインモードの連写性能が2.5コマ/秒から2コマ/秒となったことぐらいだ。 おっと、もう一つだけ重要な変更点を言い忘れていた。その“キリリ”と引き締まったボディーカラーだ。
キリリッ! これまでPowerShot Gシリーズは、基本的にシルバーを基調としたカラーで登場してきた。途中、G2の特別モデルとしてブラック仕様を発表したこともあったが、これは出荷量の少ない限定生産。G3ではシルバー1色のみだったこともあり、精悍なブラック色の復活を求めるユーザーも多かった。ただし個人的には、PowerShot Gシリーズのスクエアなボディにはシルバーの方が似合うと思うのだが、このあたりは好みの問題だろう。 機能面同様に、ボディもカラーリングとロゴ以外はG3とまったく同じ。ブラックボディだとサイズも小さく見えてしまうが、本体の大きさ(121×73.9×69.9ミリ)も重さ(約410グラム)も、G3と変わらない。
カラーリングとロゴ以外はG3(左)とまったく同じ G3と共通の、多彩な機能やEOS譲りの操作性に関しては、荻窪圭氏が別記事で詳細なG3レビューを執筆しているので、そちらを参考にしてもらいたい。
CCD以外はG3から大きな機能変更もないG5の評価は、とにかく撮影してみないと話にならない。梅雨の晴れ間を見つけて、動物園に足を運んでみた。
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