MSFS2004のためにビデオカードを買わなくちゃいけないの?(1/2)先日、日本語版の開発が明らかにされた「マイクロソフト フライトシミュレータ 2004 翼の創世紀 」(Microsoft Flight Simulator 2004 A Century of Flight MSFS2004)は、10月の発売に向けて現在鋭意作業中。 日本語版の公式ホームページも開設されて、エアラインシムフリークの皆さんも、3次元でモデリングされた「リアルな雲」を堪能したり、「翼の創世紀」というサブタイトルに相応しいライトフライヤーやスピリット オブ セントルイスのコックピットに胸を熱くしているに違いない。 マイクロソフトのフライトシミュレータというと、すぐに思いつくのが「とてつもなく重い」こと。バージョンが上がっていくたびに、その時代の最高スペックマシンを要求してくるこのシミュレータは、ある意味、最新パーツ、とくにCPUとビデオカードの普及に大きく貢献してきたともいえる。 さて、そこでMSFS2004である。先ほど紹介した日本語版公式ホームページには、「推奨動作環境」が掲載されているが、そのなかで「グラフィック」には、ビデオメモリ32Mバイト以上搭載の「Direct X 9.0a対応」ビデオカードを推奨と記載されている。 現在市販されているゲームは、Direct X 8.1対応のタイトルがようやく最新版として出揃ってきたところ。Direct X 9.0対応タイトルの本格的な普及は年末になってから、というのがこれまでの常識だった。 エアラインシムのデファクトスタンダードともいえる本製品のDirect X 9.0a対応で、ビデオカードの買い替えが一気に進むのか? というよりも、MSFS2004のためにGeForce 4 Ti4200などの手持ちビデオカードを買い換えなければならないのか?というところが、多くのエアラインシムフリークの悩みどころだろう。 そこで、今回入手した日本語版ベータ版が、Direct X 9.0a非対応ビデオカードでどこまで動作するのかを試してみることにした。ZDNetでベンチマーク環境として使っているPentium 4/2.53GHzとIntel E7205マザーに、GeForce 4 Ti4200ビデオカード(ビデオメモリ容量128Mバイト)を組み合わせているので、現時点ではバリバリのハイエンドというよりは、ミドルレンジ相当のパフォーマンスになる。 結論から言うと、GeForce 4 Ti4200でもMSFS2004は問題なく動作した。MSFS2004で用意されている画面設定の項目はこれまでのMSFS2002とほぼ同じ。レンダリングオプションやターゲットフレームレート、シーナリーや航空機で設定する特殊効果や表示オブジェクトの複雑さを設定するようになっている。
MSFS2004で用意された表示設定の内容。「雲」タグ以外はMSFS2002とほぼ同じ内容になっている
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