デジカメダイレクトプリントの使い勝手はピカイチ!――キヤノン PIXUS 475PD(2/2)
PIXUS 475PDは、新業界標準規格「PictBridge」に対応したデジカメダイレクトプリント用ポートの他に、スマートメディア、コンパクトフラッシュ、マイクロドライブ、メモリースティック(PROを除く)、SDメモリーカード、マルチメディアカード、xD-Pictureカード、メモリースティックDuo、miniSDメモリーカード(xD-Pictureカード、メモリースティックDuo、miniSDメモリーカードは別売のアダプタ経由)の9種類の記録メディアに対応したメモリカードスロットを搭載している。
パソコン接続用のUSB 1.1とPictBridge/Bubbie Jet Direct用USBに加えて、9種類の記録メディアに対応するメモリカードスロットが本体左側に配置されている。差してあるのはSDメモリーカード 同スロットは、デジカメの記録メディアから直接印刷できるのはもちろん、PIXUS 475PDをカードリーダー代わりにして、記録メディアからパソコンに画像を取り込むことも可能だ。メモリカード経由で、カメラ付き携帯電話で撮影した画像の読み込みと印刷も行える。これも評価ポイントが高い部分だ。
PIXUS 475PDのメモリカードスロットはパソコン用のカードリーダーとしても使用できる では、メディアダイレクトプリントの使用感をみてみよう。記録メディアからダイレクトプリントする場合、出力する画像の選びやすさや、モニタ付き製品の場合は画像の表示スピードなどが使い勝手を左右する。 PIXUS 475PDには、記録メディア内の画像を確認するモニタはない。モニタがない製品では、いったんA4普通紙などに全画像をインデックス出力してプリントしたい画像を指定する、という方法が一般的だが、本製品では「フォトビューワ」を使ってパソコン上でメディア内の画像を確認・指定することもできる。
PIXUS 475PDの操作パネル部分。記録メディアを差し込み、「フォトビューワ」ボタンを押すと、メディア内の画像がパソコンの画面に表示される
メディア内の写真を1枚ずつ表示させたところ。プリンタで写真の番号を変更すると、パソコン上の表示もすぐに切り替わる。なかなかの快適スピードだ
画質を全画面表示で確認することも可能だ パソコンなしでプリントしたいのにパソコンのモニタを使うのでは本末転倒のような印象もあるが、デジカメを持っている人の多くはパソコンも持っているので、この使い方はアリだろう。画像の切り替えスピードは快適で、印刷前にモニタ上で画像の画質まで確認できるのもいい。何より、メディアダイレクトプリントの手軽はそのままに、より快適かつスピーディにプリントできるのだ。これまでメディアダイレクトプリントにあまりいい印象のなかった筆者だが、この使い勝手の良さなら自信を持ってお勧めできる。
付属ソフトの統合操作パネル「Easy-PrintToolBox」も新たに追加されている 写真をプリントするための付属ソフトも豊富で、パソコンからの出力も快適。新規格のPictBridgeにも対応し、カードリーダーとしても使えることを考えると、実売価格2万円強は非常にコストパフォーマンスが高い。デジカメ写真をより手軽にプリントしたい人にお勧めの製品だ。 PictBridge対応のA4インクジェットプリンタ――メディアカードスロット搭載モデル:PIXUS 475PD [田中裕子, ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 前のページ | 2/2 | 最初のページ モバイルショップ
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