> ニュース 2003年9月30日 06:24 PM 更新

米Adobe、Photoshop CSなど新シリーズを発表

米Adobe Systemsは、Photoshop、Illustratorなど主要4製品をバージョンアップし、製品名を「Adobe Photoshop CS」などに一新すると発表した。Photoshop CSにはアクティベーションも導入される。

よりシームレスなクリエイティブ環境を目指して

 米Adobe Systemsは9月29日、Photoshop、Illustrator、GoLive、InDesignの主要4製品を一挙にバージョンアップし、製品名も「Adobe Photoshop CS」などに一新すると発表した。

 今回のバージョンアップの主目的は、主要製品間のデータの受け渡しをよりシームレスにし、連携を強めることにある。各ソフトとも長短の差はあり、それぞれ歴史を積み重ね、バージョンアップをしてきたものだが、今回は、機能の標準化、ユーザビリティ向上のためにエンジンの統一も図られている。

 また、Adobe Version Cueという機能が、CSの各シリーズに付加された。これはかつてAdobe Workgroup Severとして存在した機能を取り込んだもの。同一ネットワーク内で、ファイルのバージョン管理・作業履歴の保存ができ、過去にさかのぼって作業をすることができる。

 主要ソフト間の連携も向上した。名称として「○○ CS」(Creative Suiteの略)を採用している。

 また、これまで上記4製品に関係していくつかの「○○ Collection」というパッケージ製品を出していたが、これを改め、下記のように再編成する。

 「Adobe Creative Suite Standard」(Adobe Photoshop CS、Adobe Illustrator CS、Adobe InDesign CS、「Adobe Creative Suite Premium」(Adobe Creative Suite StandardにAdobe GoLive CSとAdobe Acrobat 6を足したもの)として展開する。

 パッケージデザインも一新。デザインコンセプトは「オーガニック」で、統一感のあるデザインとなっている。ただ、以前のバージョンのパッケージデザインが印象深いものだっただけに、残念に思う方もいるかもしれないが……。

 なお、アクティベーションは、両SuiteのWindows版と、Photoshop単体のWindows版に導入された。Mac版には次期より導入されるとのこと(関連記事を参照)。

 米国では10月下旬に発売予定で、価格は、Adobe Creative Suite Premiumが1299ドル、Adobe Creative Suite Standardが999ドル。アップグレード価格はそれぞれ749ドル、549ドルとなっている。また各ソフトは単品でも発売される。日本での発売は未定。

 米AdobeのCEOブルース・チゼンは「20年前、PostScriptとIllustratorですべてが始まった。Photoshopですべてが変わった。3年前にネットワークパブリッシングというビジョンを出したが、今回のAdobe Creative Suiteは、デザインとパブリッシングのための全く新しいプラットフォ一ムだ」と述べた。


米Adobe Systems CEOのブルース・チゼン

 副社長のシャンタヌ・ナラヤンは「デザイナーは、コストダウンを迫られるし、ファイルのバージョンの問題などもある。Adobe Creative Suiteであれば時間の節約も可能となる。統一されたAdobe Version Cueのファイル管理システムがそれを可能にする」と述べた。


 それでは各製品の機能強化について、特徴を簡単に紹介していこう。

Photoshop CSは16ビット対応に

 「Adobe Photoshop CS」は、16ビットのデータにアクセスできるようになった。ファイルブラウザもキーワードを入れられるようになるなど、改良が施されている。


Adobe Photoshop CS

 ライティング情報を他の画像からインポートできるようになり、画像のレベル補正や統ーが手軽になった。画像のバージョン管理もやりやすくなっている。

Illustrator CSは3D対応に

 「Adobe Illustrator CS」は、3次元アイテムを扱えるようになったほか、Wordファイルとデータをやり取りできる機能が付加された。


Adobe Illustrator CS

 OpenTypeはAdobe Creative Suiteすべてを通したキーテクノロジーだ。直接PDF 1.5にデータを書き出すことができる。

InDesign CSはムービーもレイアウト可能に

 「Adobe InDesign CS」は、ユーザーインタフェースを改良し、パレット類を収納できるようになった。ファイル配置前のプレビューも可能。複数のフォントスタイルをまとめて保存/適用できるようになった(印刷用のデータにした後でも修正が可能だ)。


Adobe InDesign CS

 レイヤー保存が可能な、PDF/Xで保存することもできる。動画ファイルを配置することもできる。

GoLive CSはInDesignファイルの再現性が向上

 「Adobe GoLive CS」は、InDesign CSが動画を扱えるのと同じようにシームレスにそのまま編集可能。InDesign CSのパラグラフスタイルを、CSSに自動変換する機能も搭載している。


Adobe GoLive CS



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[大出裕之, ITmedia ]

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