AppleのBluetooth対応Wireless MouseとKeyboardを、じっくり試してみた(1/3)Appleが先頃発表したBluetooth対応のワイヤレスマウスとキーボードには、食指を動かされている人も少なくないだろう。そこで早速、使い心地から電池の持ち、電波の到達距離までいろいろ試してみた。
アップルからApple Wireless Keyboard、Apple Wireless Mouseが登場した。これを6日間借りることができたので、みっちり使ってみた。
Apple Wireless Mouseは、白い水饅頭のようなおいしいそうなフォルムだ。大きさは、Apple純正のコードつき光学式マウスと一緒。ただし、重さはちがう。いま、量ってみたらコードつきマウスがケーブルを除いて88グラムなのに対して、Wireless Mouseは電池込みで142グラムある。大きさは110×60ミリ(実測)。マウスとしては中の小くらいの大きさ。これで142グラムというのは、ちょっとずっしりと感じる。
実は、わたしは普段、Logitec(日本名ロジクール)のボール式のワイヤレスマウス(*1)を使っているのだけど、これが144グラム。ほとんど同じ重さだ。このマウスを使いだしたときも、重いなとおもったのだけど、1カ月くらいで慣れてしまった。それを考えれば、たぶんApple Wireless Mouseも大丈夫だろう(わたしの手は144グラムに慣れちゃっているので、ちょっと公平じゃない)。
ひっくり返してみると、コード付き光学式マウスとは光学センサーの位置が異なっているのが分かる。マウスを平行移動で使っている場合には気にならないのだけど、回転移動(特に手首を軸とするような小さな半径の回転)で使う場合には、ちょっと感じが違ってきそうだ。もっともこれも「慣れ」の範囲の話ではある。 また、光学センサーにはスライド式のふたがついていて、これがマウスのスイッチにもなっている。電池が気になる人はこまめに消そう。本体の電源が切れている、あるいはスリープしているときには、マウスも(キーボードも)待機状態になるので、あんまり気にしなくてはいいらしいのだけど。 つめを手前に引くと電池のふたは簡単に外れる。このふた、本当に簡単に外れる。机の上の高さから床に落とすとパカっと外れて電池も抜けちゃうくらい(*2)。これはもう少ししっかり留まっていてほしい。あとで言うように、このマウス、一度切れると、再認識されるまで少し時間がかかるのだ。
電池ぶたのむこうには単3乾電池が2本。充電池でもOK。いつもデジカメに使っているNiMHの電池も使ってみたけど大丈夫だった。
Apple Wireless Keyboardは、ケーブル付きの今の純正キーボードと全く同じ形だ。キータッチも全く一緒。USBコネクタがないのと、裏側に電池室があるだけの違い。
こちらは単3乾電池4本(充電池もOK)。こっちの電池ぶたはコインで90度回すロックで留まっているので、簡単には外れない。 電源スイッチもこの部分にある。スライド式の小さなスイッチだ。
Apple Wireless KeyboardとMouseはBluetoothを利用する。17インチ登場以降のPowerBookのようにBluetooth内蔵のマシンならそのまま使えるし、そうでない場合には、USB接続の「D-Link DBT-120」を使うことになる。 アップルによれば、古いアダプタの「DWB-120M」では使用できない。これはBluetoothチップレベルの問題なので、ファームウェアのアップデートというレベルでは対応できないのだそうだ(*3)。また、DBT-120であっても古いものだと、認識するものの動作が妙にぎこちないなどの問題が出ることがあるらしい。この場合は、同梱のCD-ROMに入っている「Bluetooth Firmware Updater」でアダプタのファームウェアをアップデートすれば解決する。 ここでは、iBook 800に、DBT-120を接続したもので実験した。
*1 Logitecはひもなしのことをコードレスというのだけど、ここではワイヤレスに統一する。 *2 普段ワイヤレスマウスを使っている経験で言うと、ワイヤレスマウスは床に落ちやすい(いや、わたしがそういう人なんだけど)。ケーブルがあると途中でちゅうぶらになってたりするのだけど、ワイヤレスはどこまでも落ちる。さらに転がっていったりする。おもわずひもをつけようかと思ったこともあったけど、それはなんか間違っていると思ってやめた。 *3 DWB-120Mを入手できなかったために、「動かない」チェックができなかった。伝聞になってしまってすみません。色はDWB-120Mのほうが白くてiMacなどには合ってたんだけど。
[こばやしゆたか, ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 前のページ | 1/3 | 次のページ モバイルショップ
最新スペック搭載ゲームパソコン
最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
FEED BACK |