SiS 655FX&SiS964搭載マザー「GA-8S655FX Ultra」で早速遊んでみた(2/2)
3DMark2001 SecondEdition (Build330)640×480ドット・32ビットカラー
TMPEGenc(31秒959フレームのDVフォーマットの動画を、7MbpsのMPEG-2へエンコード。画像サイズは720×480ドット)
FINALFANTASY XI for Windows公式ベンチマーク (Ver.1.1) GA-8S655FX Ultraのテスト結果はかなり優秀なものと言っていいだろう。すべてのテストにおいて、P4P800のメモリ加速オフ状態のパフォーマンスを上回っている。このような加速機能を標準で持っていないIntel 865PEのライバルとして、十分なパフォーマンスを持っていることが分かった。 また、P4P800をメモリ加速オンの状態にしたスコアと比較して見ると、SYSmark2002や3DMark2001 SEでは太刀打ちすることができず、大きな差を付けられてしまっているもの、TMPGEncやFF XIベンチでGA-8S655FX Ultraがなんとか、上回る結果を残している。
最近のPentium 4は、マージンの大きいものが多いようで、大幅なオーバークロックに成功している報告を頻繁に見かける(もちろん“当たりロット”に出くわした場合に限っての話だが)。 CPUのポテンシャルをフルに引き出す「遊び」を楽しむためには、マザーボードのオーバークロック設定が重要になってくる。限界にチャレンジするためには、自由度が高いほうがいいのだが、GA-8S655FX Ultraの場合、ほぼすべての項目で詳細、かつ広範囲な設定が可能になっている。 FSBは1MHz単位で355MHzまで用意されているし、Vcoreも0.0125V単位で設定できる。AGPやメモリの設定クロックはFSBと独立になっており、かつ、それぞれで電圧調整も可能である。また、メモリクロックの上限は672MHzと「非現実的」なほど高く、将来、高耐性のメモリが登場しても十分使えそうだ(DDR Iで、あとどれだけ高いクロックのメモリが登場するかの問題はあるが)。 強いて不満を言えば、メモリ電圧の調整が「デフォルト」「+0.1V」しかないということと、用意されているメモリクロックの値がとびとびであることくらいだ。
GA-8S655FX Ultraで用意されているメモリクロック設定画面。最高クロックの「672」が見える
GIGABYTEのマザーらしく、GA-8S655FX Ultraにも豊富な専用ユーティリティが付属している。まずは、Windows上で手軽にBIOSアップデートが行える@BIOS。BIOS ROMを2つ搭載しているデュアルBIOSであるため、いざというときにも安心だし、設定を変えた二つのBIOSを切り替えてパフォーマンスの比較もできる。 EasyTune4は自動でオーバークロックを行ってくれる、ソフトウェアFSB変更ツールだ。FSBだけでなく、AGPのバスクロック設定もWindows上からできる。マニュアルモードとオートモードがあり、オートモードでは比較的安全な範囲でクロックを設定してくれる。ただし、EasyTune4ではCPUコア電圧の調整などは出来ないため、「ギリギリラインのスリルある」オーバークロックは、やはりBIOS設定で「各自の責任のもとに」行うことになるだろう。 FACE Wizardは、BIOSロゴのデザインを自由にできるツールだ。デフォルトのロゴを読み込んで加工したり、自由にデザインできる。パフォーマンスにはなんら影響は及ぼさないが、「ほかと一味違う」PCの創造にはとっても意味がある、ある意味遊べるツールといえる。 ほかにも、BIOSのDMI情報を表示するDMI Viewerやこれらのアプリを一括管理するGigabyte Windows Utility Managerなど、多数のユーティリティや、ノートンのインターネットセキュリティ2003が付属している。ウィルス対策が必須である現在、新たに対策ソフトを購入する必要がないことを考えると、セキュリティーソフトが一緒であるのは大変お得な感じがする。
GIGABYTEマザーが実装している「スマートファン」機能もGA-8S655FX Ultraでサポートされている
関連リンク 日本ギガバイト [寺崎基生, ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 前のページ | 2/2 | 最初のページ モバイルショップ
最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
最新スペック搭載ゲームパソコン
FEED BACK |