> ニュース		2003年11月18日　03:41 PM 更新

マシンを内部から「スパイ」するSpectorがMac OS Xに対応

コンピュータの行動を逐一報告する「スパイ」ソフトが登場した。その名も「スペクター」である。（IDG）

　SpectorsoftはSpector for OS Xの出荷を開始した。このユーティリティはコンピュータ上で起きたことをすべて記録するソフトである。PowerPCベースのMacのスクリーンショットを定期的に撮り、それをローカルディスクまたはネットワークドライブに保存し、後で見ることができる。撮影するスクリーンショットは秒間隔、分間隔のどちらにも設定できる。

　この「スパイ」ソフトのターゲットは、教育関係者、両親、企業だ。Spectorsoftによれば、Spectorを使い、子供や従業員がコンピュータを適切に使っているかどうかを確認することができるという。たとえば、このアプリケーションを使うと親や教師は子供が見ているものをすべて見ることができる。子供が預金口座にアクセスしようとしてたり、アダルトサイトを訪れたり、インターネット上の見知らぬ人からアプローチされたりしていれば、親や教師は録画された画面を再生して確認することができる。

　スクリーンショットの録画に加え、Spectordではタイプしたキーストロークをすべて記録している。これにより、すべての電子メール、チャットの会話やインスタントメッセージを読み取ることが可能だ。

　SpectorはMac OS 9にも対応しており、1ライセンス当たり99.95ドル。Spectorsoftのウェブサイトからダウンロードすることができる。

[ IDG Japan ]

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