> 特集 2003年12月1日 05:34 PM 更新
新LaVieスペシャル

デザイン一新、パワフルモバイルに変身した「LaVie J」(2/3)


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トリプルワイヤレス仕様になった無線LAN

 新LaVie JおよびWeb直販モデルの本体に内蔵する無線LAN機能は、これまでのIEEE802.11aとIEEE802.11bに対応するデュアルバンド仕様から、IEEE802.11a/b/g対応のトリプルワイヤレス仕様へと強化された。現在、無線LAN規格は、IEEE802.11gを採用する周辺機器やノートPCが増え、徐々に移行しつつある。最大通信速度もIEEE802.11a、IEEE802.11gともに約54Mbpsと同じため、IEEE802.11a対応の必要性を感じないと思われるかも知れない。

 しかし、IEEE802.11gでは、IEEE802.11b同様、無線LAN以外のほかの無線機器でも多く使われている2.4GHz帯の周波数を利用するため、他の機器との干渉などの影響により、実効速度では5.2GHz帯のIEEE802.11aよりも遅くなるといわれている。

 実際にワイヤレスで映像のストリーミングをおこなうような高速なデータ転送の際には、干渉を受けにくいIEEE802.11a方式が用いられることも多く、街中のホットスポットなどでも、802.11a準拠のアクセスポイントを利用しているところもある。802.11aを含めたすべての規格に対応していれば、こうしたさまざまなケースで利用できるため、大きな強みとなるのだ。

 利用するアクセスポイントや規格の切り替えは、本体にプレインストールされている接続ユーティリティ「ワイヤレスクライアントマネージャ」を使っておこなえる。WEPやWPA方式の暗号化によるセキュリティ機能も搭載し、タスクトレイから呼び出して容易に設定可能だ。なお、無線LAN機能は、[Fn]+[F2]キーでオン/オフを切り替えられるため、利用しないときはオフにして、無駄なリソースの消費を抑えられる。

 そのほか、無線LANだけでなく、AirH"や携帯電話などを利用した無線データ通信や有線LANなどのネットワークの接続設定を保存して、環境に応じて自動的に切り替えも可能な「Mobile Optimizer」もインストールされている。


ワイヤレスクライアントマネージャ


セキュリティ設定は、WEP/AESのほかWPA方式にも対応


ネットワーク環境切り替えツール「Mobile Optimizer」

レイアウト変更などにより、より使いやすくなったキーボード

 操作性に関しては、キーボードが一新され、入力がより快適になった点が大きな改善のポイント。従来モデルでは、キートップの縦ピッチが短い横長のキーが装備されていたり、「半角/全角」キーが、Altキーの右側に配置されているなどの変則的な配列だったため、最初は慣れが必要なこともあった。今回からは「かな」キーはすべて正方形となったほか、デスクトップ機と同様のキー配列となっている。一部、小さかった右側部分の「む」「ろ」キーなども、ほかのかなキーと同じ大きさとなっている。

 また、数字とファンクションキーの間に仕切りスペースが設けられ、誤操作を防げる設計となっている。そのほか、キートップ印字されているアルファベットを大きくして視認性を高めるなど細かい配慮もなされている。

 キーピッチ自体は17.55mmとなり、前モデルの19mmからは短くなっているものの、打ちにくさを感じることはなかった。縦横のスケールが同じになったことにより、運指のバランスがよくなった面もあるのだろう。

 ポインティングデバイスは、NXパッドを装備している。スクロールボタンやパッドのジェスチャー機能、各種操作を割り当てられるコーナータップなどにより、ユーザービリティの高い操作が可能となっている。キーボード右上に装備された2つのワンタッチボタンもそのまま新LaVie JおよびWeb直販モデル受け継がれている。




左右ボタンやパッドの操作はカスタマイズも可能


パッドのスクロールやジェスチャー機能を説明するデモも用意されている

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▼ NECのWebストア「121@store」

[土田一彰, ITmedia ]

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