> 特集 2003年12月18日 08:40 PM 更新

ブロードバンドコンテンツ、画像ファイルなど、あらゆる用途にMOドライブを活用(4/4)


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保存用メディアとしての魅力も忘れずに

 さて、ここまではメディアIDの活用という観点を中心にMOを取り上げてきた。しかし、MOの本来の使用目的は保存用メディアとして使えるリムーバブルメディアでもある。要するに「メディアID」はあくまでひとつの付加機能であり、大容量データの保存という任務にも十分に役に立つのがMOなのである。

 さらに、ファイルやフォルダ単位で自由に更新/消去が行えるのもMOならではの魅力となる。CD-Rの場合、書き込みできるのは1回だけ。つまり、使い捨てだ。書き換えが可能なパケットライトでも、擬似的なファイルの更新/消去となるため、MOほどの自由度はない。しかも、ライティングソフトが必要など面倒な作業も多い。対して、MOはフロッピーディスクなどと同様に、ファイルやフォルダをドラッグ&ドロップするだけでデータをコピーできる。

 そのほかMOは、多少水にぬれても大丈夫、磁石を近づけても平気、などメディアとしての信頼性も高い。MOにおける記録/再生の寿命は50年とも言われている。デジタルカメラで撮影した写真データなど、長期間にわたってデータを保存したい場合にも、MOは最適なメディアとなるであろう。「つながるポート」を搭載した「MO-P640USB」なら、デジタルカメラからMOドライブへ写真データをダイレクトコピーすることも可能。いちいちPCを立ち上げる必要がないので大変便利に活用できるはずだ。

 このように、MOは他のメディアにはない特徴を数多く備えている。さらに、「つながるポート」など、バッファローならではの独自機能が搭載されたMOドライブを利用すれば、それだけドライブの活用範囲を広げることも可能である。

 「メディアID」を利用したマルチメディアコンテンツの保存、デジタルカメラで撮影した写真データの保存など、MOは1台あると大変便利な周辺機器である。データ管理環境の改善を目指している皆さんは、MOの導入も検討してみてはいかがだろうか? 一度利用すれば二度と手放せなくなる。MOはそんな存在であると思う。


編集見習いM:なるほど。MOって、その存在こそ知っていましたが、こんなに便利で可能性があるとは思いませんでしたよ。

先輩編集B:そうだな。CD-R/RWよりも歴史は古いし、意外とユーザー数は多いんじゃないかな。一度使うとやめられなくなるしね。それに、MOメディアは何回でも再利用できるから環境にも優しい記録メディアになるんだよ。

編集見習いM:本当かなあ……、案外先輩、昔からMOでバックアップをしてて、CD-Rに移行しなかった人だったりして。

先輩編集B:な、なんだよ。それだけ昔から、きちんとデータのバックアップをしているのだ。だから先週のお前みたいにHDDをクラッシュさせてもあれほどパニクったりはしないのだよ。

編集見習いM:すんませーん。


内蔵MOドライブ:「MO-I1300FB」(標準価格:3万2000円)

外付けMOドライブ:「MO-D640U2」(標準価格:2万8800円)

外付けバスパワー駆動MOドライブ:「MO-PL640U2」(標準価格:2万2000円)


この記事の目次
著作権保護「メディアID」に対応したMOドライブ
MOドライブでの「メディアID」利用方法
内蔵・外付け・バスパワー、TPOで使い分けよう
MOの保存用メディアとしての魅力も忘れずに

[相澤裕介, ITmedia ]

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