きょうは超低価格Athlon 64用マザーボード「AOpen AK86-L」を試してみた(2/2)
3DMark2001 SecondEdition Build330
WinBench99 Ver2.0「DiskWinMarks」
Sandra 2004「MemoryBandwidth」「Cache&Memory Benchmark」
Sandra2004「CPU Arithmetic Benchmark」
Sandra2004「CPU Multi-Media Benchmark」
NetPerf-2.1 SYSmark2002のSYSmark Ratingでは、AK86-Lが278、Pentium 4のシステムが272と、かろうじてAthlon 64が上回った。Internet Content Creationも、Office ProductivityもAK86-Lが良いスコアとなっている。CPUのランク差があるものの、実クロックで考えて見るとハイパフォーマンスであると言えるだろう。 今回行ったベンチマークのうち、Pentium 4システムを下回ったのはWinMarkのスコアとメモリ関連のベンチ、そしてSandra2004のCPUベンチのうち、SSE2を使用したものとMulti-Mediaだった。 メモリ関連のベンチでは、Pentium 4システムがデュアルメモリアクセスをサポートしており、さらにはメモリアクセラレーションをオンにしてテストした結果なので、こちらもスペック的にみて当然とも言える。 CPUベンチで差を付けられたのは、SSE2がインテルオリジナルのものが高速であることと、Pentium 4/2.40C GHzがハイパースレッディングに対応していることが大きな要因と考えられる。 このように見ていくと、部分的にはPentium 4/2.40C GHzシステムに及ばないところもあるが、総合的な実力としては、Athlon 64/3200+をPentium 4/2.60C GHz相当のパフォーマンスと見ることができるだろう。実クロックの低さや、本来の64ビットモードでないことを考えれば、十分なパフォーマンスと言える。
これまで、Athlon 64は3200+の1モデルしか発売されておらず、4万円台という値段もあって必ずしも広く普及しているとはいえない状況だった。 ところが、2003年の年末になって、いきなりAthlon 64/3000+が2万円台で登場した。このCPUに、AK86-Lのような低価格マザーボードを組み合わせれば、CPUとマザーボードで約4万円程度となり、エントリークラスのPentium 4システムと十分に競合できる価格エリアになる。 64ビットOSへの移行を意識しているなら、Pentium 4システムよりもコストパフォーマンスが高くなる可能性も秘めている。Athlon XPの高クロックモデルを使ってPCを組み立てようと考えている人なら、Athlon 64/3000+とAK86-Lの組み合わせによる将来性とコストパフォーマンスに注目するのもいいかもしれない。
きょうは登場したばかりのPT880のパフォーマンスに迫って見た 三つ巴ベンチ対決「Athlon 64 3200+」「Athlon XP 3200+」「Pentium 4/3.20GHz」 関連リンク エーオープンジャパン [寺崎基生, ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 前のページ | 2/2 | 最初のページ モバイルショップ
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