ファイルメーカーPro ユーザーの現場を探る
第3回 大量の写真画像をIllustratorで自動配置し、スーパーのチラシを短期間で制作する「エヌティ企画」(1/4)
今回、紹介するファイルメーカーProユーザーは、スーパーのチラシ制作を業務としている「エヌティ企画」。サードパーティ製のファイルメーカーProソリューションを使うことで、非常に短い制作期間でチラシを完成させるシステムを運用している企業です。
ファイルメーカーProはバージョン6.0から画像の取り扱いが非常にかんたんになりました。ファイルメーカーProはもともと写真、動画といったマルチメディアオブジェクトの扱いに優れたデータベースソフトでしたが、新バージョンのMac OS X版では写真をデジカメから取り込み、ファイリングする機能がついて、さらに進化を遂げています。また、外部アプリケーションとの連動に優れていることもあり、さまざまな印刷・マルチメディア系システムと連携できるソリューションが登場しています。今回は、サードパーティの画像データベースソリューションをうまく使い込んでいる事例を紹介しましょう。
大阪府東大阪市に所在するタミヤは、スーパー向け包装資材を扱う会社で、そのクライアントであるスーパーからの要請により、チラシの制作・印刷を扱うことになりました。そのチラシ制作の部門が2000年4月に独立してできたエヌティー企画が、今回のファイルメーカーProユーザー訪問先です。同社では、ファイルメーカーProとAdobe Illustratorを組み合わせて短期間で多数の写真が入ったチラシ組版を行うことができるシステムを効率よく利用しているので、その仕組みについて、エヌティ企画の代表取締役副社長である山村敏明氏、オペレーターの岩尾学氏に聞いてきました。
左が山村副社長、右が岩尾氏
[松尾公也, ITmedia
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