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» 2009年03月11日 16時57分 UPDATE

韓国携帯事情:Sony Ericsson、韓国に進出――「XPERIA X1」がSKTから発売

韓SKTが、Windows Mobile搭載のSony Ericsson製スマートフォンの「XPERIA X1」を発売する。これに合わせてSony Ericssonは韓国に現地法人を設立。端末ラインアップを拡充して、韓国での長期的な成長を目指す。

[佐々木朋美,ITmedia]

 英Sony Ericsson Mobile Communicationsが、韓国への本格進出を宣言した。

 同社は3月10日にソウル市内で製品発表会を行い、3月中に韓国市場でWindows Mobileを搭載したスマートフォン「XPERIA X1」を、SK Telecom(以下、SKT)に供給すると発表した。

 韓国で販売されるXPERIA X1のデザインは、他国で販売されているものと同じ。しかし、Sony Ericssonは韓国展開にあたりSKTと戦略的なパートナーシップを結んでおり、端末に韓国専用の機能をいくつか搭載している。

 その1つが“パネル”と呼ばれる独自のユーザーインタフェースだ。SKTのスマートフォン専用サービス「My Smart」に連動する「My Smart Panel」、人気ポータルサイト「Daum(ダウム)」に接続する「Daum Panel」、パソコンを遠隔操作できる「My PC Panel」、スマートフォンの操作をより快適にするSPB Panelの韓国語版といった4つのパネルが提供される。

photophoto 「XPERIA X1」

photophoto 会場に展示されていた「XPERIA X1」(写真=左)。左から、Sony Ericsson Mobile Communications Korea代表のハン・ヨンヒ氏、SK Telecomマーケティング部門長のペ・ジュンドン氏、Sony Ericsson Mobile Communications Asia 太平洋地域総括の石塚宏一副社長、XPERIA X1のイメージキャラクターをつとめる女優のイ・ミンジョンさん(写真=右)

photophoto Daum Panel。検索機能をはじめ、メール、ニュース、ブログサービスに連動している(写真=左)。XPERIA X1のWebサイト(www.xperia.co.kr)イメージ(写真=右)

photophoto 韓国市場について「ハイスペックな端末を大変好み、携帯電話に対する意識が高い」という印象を受けたという石塚福社長。まずはブランドを根付かせ、韓国市場での長期展開を目指す(写真=左)。「世界的な知名度も高く、ブランド力もあり、端末デザインも優れているのがSony Ericssonの魅力」と語る、SK Telecomのペ・ジュンドン氏(写真=右)

 このほかSKTのナビゲーションサービス「Tマップ」や地下鉄路線図にも対応し、「マルチメディア機能を楽しんでもらえるよう」(ソニー・エリクソン)にと映画「スパイダーマン3」の全編動画までプリセットされている。また製品には、充電器に加えて追加バッテリーや4GバイトのmicroSDまで付属する。

 今後はXPERIA X1の韓国版サイトもオープンする予定だ。ここではXPERIA X1の上手な使い方や、パネルの無料ダウンロードといったユーザー向けのコンテンツを提供する。アフターサービスは、SKネットワークスおよびソニーコリアの販売網を利用し、全国60カ所以上で修理などを受け付ける体制を敷いた。

 Sony Ericssonは2009年1月に、韓国法人のSony Ericsson Mobile Communications Koreaを設立した。韓国参入への準備は以前から進められており、法人設立や発売に至るまで1年近い準備期間をかけた。その中で同社は、ハイスペックを好み新技術を柔軟に受け入れるという韓国市場の特徴を把握。エンターテインメント向けとビジネス向けの両機能を併せ持つ、プレミアム端末のXPERIA X1投入を決断したという。

 韓国市場でも“Sony Ericsson”の知名度は高いが、どんな端末がラインアップしているかへの認識はまだまだ低く、ブランドイメージもいまひとつ確立されていないのが現状だ。同社にとっては初の韓国進出だけに、今後はいかに製品を広めブランドを確立していくかが最重要課題といえるだろう。

 同社は「韓国内での製品ポートフォリオを増やしていく計画を持っている」と述べており、韓国市場での長期的な展望を明らかにしている。Sony EricssonブランドとXPERIA X1がどこまで韓国市場で受け入れられるのか、今後大いに注目したいところだ。


XPERIA X1の主なスペック
本体サイズ 110×53×16.7mm
重さ 158グラム
OS Microsoft Windows Mobile 6.1
通信規格 HSPA(900/1700/1900/2100MHz、HSDPA:7.2Mbps、HSUPA:2Mbps)、EDGE(850/900/1800/1900MHz)
カメラ オートフォーカス付き3.2メガピクセルカメラ
ディスプレイ タッチパネル対応3インチワイドVGA液晶
内蔵メモリ RAM:256Mバイト/ROM:256Mバイト、FlashROM 256Mバイト
外部メモリ microSDカードスロット
ボディカラー ソリッドブラック、スティールシルバー

佐々木朋美

 プログラマーを経た後、雑誌、ネットなどでITを中心に執筆するライターに転身。現在、韓国はソウルにて活動中で、韓国に関する記事も多々。弊誌「韓国携帯事情」だけでなく、IT以外にも経済や女性誌関連記事も執筆するほか翻訳も行っている。


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