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» 2009年05月19日 20時57分 UPDATE

「お客の声に応える」18機種 ドコモ山田社長、販売台数維持への「努力」 (1/2)

携帯端末販売に向かい風が吹く中ドコモは、18機種の新端末を夏モデルとして投入し、多様なニーズに細かく対応する。新端末のフォトリポートあり。

[岡田有花,ITmedia]
画像 Android携帯を持つ山田社長

 NTTドコモは5月19日、2009年夏モデル18機種を発表した。端末販売に向かい風が吹く中、昨年夏モデルとほぼ同数の新製品を投入。国内初のAndroid携帯や、Blu-ray Discレコーダーからの動画転送に対応した機種、1000万画素カメラ搭載機、女性を意識した防水モデルなど多彩な端末をそろえた(→フォトリポート)。

 同社の2009年度の端末販売見通しは、前年度比2%減の1970万台とほぼ横ばいに設定。山田隆持社長は「魅力ある携帯で販売不振をカバーする」と、多様な端末で顧客のニーズをつかみ、販売数を維持する考えだ。夏モデルでは「1人1人のお客の声に応えた」といい、顧客重視の姿勢を製品に反映させた。

 「安い端末が欲しい人もいる」ため、低価格モデルも引き続き投入する。「高機能な売れ筋端末は、半年で買い換えるのではなく、1年以上長く使ってもらえるようにしたい」と、端末のタイプ別に異なる販売戦略を採る方針も示した。

 販売不振にあえいでいるのはむしろ端末メーカーだ。ドコモは部品やソフトの共通化といったコスト削減策で支援していく考え。山田社長は「台数が大きく落ちこまないよう努力したい」としつつ、「メーカーは海外にも出てほしい」と奮起も期待した。

売れ筋は「STYLE」

画像 各シリーズの販売比率

 ドコモは昨年冬モデルから、シリーズ編成を一新。これまでの「70xi」「90xi」シリーズを廃し、デザイン性を重視した「STYLE」、高機能な「PRIME」、ビジネスパーソン向けスリム端末をそろえた「SMART」、スマートフォンなど先進の技術を取り入れた「PRO」の4つに再編成した。

 売れ筋は「当初の想定通り」(山田社長)STYLEで、販売台数シェアの過半数を占めている。次いでPRIME、SMART、PROの順だ。

 夏モデルは、STYLEとPRIMEがそれぞれ6機種、SMARTが2機種、PROが3機種。さらにアニメ映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」公開に合わせて「ヱヴァンゲリオンケータイ」も投入する。

 発表会では、若い女性がSTYLEシリーズを使いながら友人と談笑したり、ビジネスパーソンが仕事のワンシーンでSMARTを使うなど、ライフスタイルに合わせた端末ラインアップをアピールしていた。

iモードブラウザはFLVやJavaScriptに対応

 ソフト面もユーザーニーズを受けて改善。電池残量の5段階表示や、機種変更時の端末設定の移行など、ニーズの高い機能を10機種以上に搭載した。

 iモードブラウザも改良。ページ容量を100Kバイトから500Kバイトに拡大したほか、FLVの再生やJavaScriptに対応した。

 FeliCaを使った新機能「iアプリタッチ」も11機種に搭載。Bluetooth通信機能を使ってゲーム対戦する際、お互いの端末をタッチするだけでペアリング設定できる機能だ。

 冬モデルから投入したエージェント機能「iコンシェル」は、4月までに100万契約を突破した。今後は、位置情報や地域情報と連動したコンテンツを加え、09年度内に380万契約獲得を目指す。

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