Professional Mobile »連載
RSS

連載

傾向から探る「メールマーケティング」のコツ 第2回:購買につながるメルマガのコツ――“モバイルECサイト”に学ぶ (1/2)

ケータイ1つで商品の吟味から購入までを行えるモバイルECサイト――より高い販促効果を求めて工夫をこらす彼らのメルマガから、メールマーケティングのコツを探る。

 多くの企業が近年になってモバイルメールの活用に乗り出していることを前回の記事で紹介しましたが、その中でも特に取り組みに積極的なのがモバイルECサイトです。

 企業のメールマガジンは、自社の製品やサービスへの「誘導ツール」として活用されるのが一般的です。ユーザーを誘導する際には、最終的な目的(商品の購入など)を達成させるまでの時間的・空間的な隔たりが少ないほど、高い効果が見込めます。その点、モバイルECサイトは、商品の認知や吟味だけでなく、購入までの全プロセスを携帯電話で完結できるため、他業種よりも積極的にメルマガが活用されていると考えられます。

 では、こうしたモバイルECサイトは実際にどのような工夫によって販促効果を高めているのでしょうか? エイケアが2009年5月〜6月の2カ月間に行った調査結果を基に、その傾向を紹介します。ポイントとしては、「いつ送るか?(タイミング)」「どの程度の頻度で送るか?」「どんなタイトルが効果的なのか?」「どんな本文が誘導を高めるのか?」といったものがありますが、まずは配信のタイミングや頻度、さらにタイトルの傾向を見ていきましょう。

意外にも多い「夜の配信」&全体の2割は「毎日かそれ以上の配信」

photo モバイルECサイトの配信時間(平日)の割合

 エイケアの調査では、企業は17時〜20時にかけてメールを配信する場合が多く、特に平日はその傾向が顕著でした。モバイルECサイトが2カ月間の平日に配信した約1200通のメールのうち、約54%がこの時間帯に送られたものです。夕方に次いで配信数が多かったのは、12時台でした。

 また、私たちは当初、企業がコンシューマーへの迷惑を懸念して夜間のメールを控えていると予想していましたが、実際には20時台に日中の時間帯(12時台を除く)の2倍ほどのメールが配信されていました。

 通信の高速化やパケット定額制の導入なども手伝って、近年では通勤・通学時間や昼休みの時間帯に加え、自宅でくつろぎながら携帯サイトにアクセスするユーザーも増えているという話を耳にします。モバイルECサイトはこうしたユーザーを狙ってメールを配信していると想像できます。

 配信の頻度については、衝動的な購買を狙ってか、比較的高頻度に配信されているケースが多く、全体の約2割はほぼ毎日かそれ以上の配信を行っていました。逆に、週1回程度のペースでの配信は、ごくわずかでした。

       1|2 次のページへ

Copyright© 2012 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

Special

FEATURES


仕事に役立つAndroidアプリはここでチェック!「仕事アプリナビ」
日々の仕事をサポートするAndroidアプリをカテゴリー別に紹介するサイト「仕事アプリナビ」がオープン。


特集:“位置情報連携”で進化する、モバイルサービスの今とこれから
ケータイへの搭載が本格化し始めたGPS機能が、モバイルサービスを新たなフェーズへと向かわせている。ユーザーが肌身離さず持っているケータイに位置情報が連携することでどんな新サービスが生まれ、それが人々の生活をどう変えていくのか。

Special

スマートフォン

「Android」「Windows Mobile」「iPhone」の
最新記事をピックアップ

news123.jpg
米Vonage、無料通話アプリの「Vonage Mobile」をリリース
米Vonageが、ユーザー間の通話とメッセージ送受信を無料で提供するスマートフォンアプリ「Vonage Mobile」をリリースした。固定回線や携帯電話への国際通話も安価で利用できる。

契約者数

現在の携帯契約数(1月末)
NTTドコモ 5971万0200
(2in1:30万8000)
au 3447万9000
ソフトバンク 2806万1900
(DN:2万4700)
イー・アクセス 380万0000
(12月末)
携帯累計 1億2605万1100
(イー・アクセス含む)
ウィルコムPHS 435万9200
携帯・PHS累計 1億3041万0300
(イー・アクセス含む)
UQコミュニケーションズ 188万3900

Web閲覧端末数/MNP利用状況

Web閲覧端末数
iモード/spモード 5168万0400
EZweb/ISNET 2816万8100
Yahoo!ケータイ 2152万9000
EMnet 非公開
累計 1億0137万7500
MNP利用状況(差し引き 1月末)
NTTドコモ −9万9300
au 5万3300
ソフトバンクモバイル 4万6000
イー・アクセス 非公開

Pick Up! ホワイトペーパー

  • ビデオ会議はパーソナル・タブレットと相互接続の時代へ
     従来のビデオ会議は、会議と名のつく通り会議室同士だけのために存在していました。 近年、ビデオのマーケットはビジュアルコミュニケーションという大きな括りとなり、パーソナル型やスマートフォン、タブレット端末でも活用されるようになりつつあります。 シスコシ...
  • スマートフォンのセキュリティ対策は本当に必要なのか
     スマートフォンやタブレットといったスマートデバイスの急速な普及に呼応するように、スマートデバイスを標的にしたマルウェアが多数発見されるようになった。だがこうしたマルウェアは脅威ではないと考えるセキュリティ専門家は少なくない。 ユーザー企業は、スマート...
  • “使いやすさ”が大幅に向上! 多様なIT資産を一元管理できる最新クライアント運用管理ツール
     ハードウェア/ソフトウェアのIT資産管理(Mac OSやLinux OSにも対応)、操作ログ管理、セキュリティポリシーの運用、クライアントのリモートメンテナンスなどを支援し、USBデバイスやネットワーク機器なども一元管理できる「SKYSEA Client View」。 同製品に搭載する各...
  • 技術者が見せる。Google Appsでの開発・実装例
     これまでにGBSに寄せられたグループウェア選択の際のお客様の注目点、ご要望から浮かびあがる2つのポイント「ワークフロー」「データ連携」。 Googles Apps(TM)は、これらにどのように応え、改善を実現したのか? 外部サービスの利用を最小限に絞り、Google Apps機能...
  • スマートフォン/タブレットの業務利用の新提案。簡単な設定で外出先から社内データベース照会が可能に。
     スマートフォンの業務活用方法としては、メールやグループウェアなどが一般的だが、販売・生産・経理などの社内の各システムの既存データベースを自由に社外から活用できる仕組みは多くはない。 Business4Mobileは、ツールの簡単な設定だけで、iPhone、iPad、Androidな...
  • イグアスが提供する災害・障害対策&スマートフォンソリューション
     「災害対策、『きちんと』ご対応済みですか?」◇IBMiの二重化によりダウンタイムを最小限に抑えるHAソリューション◇IBMiの遠隔へのバックアップを低コストで実現する災害対策ソリューション◇Windowsの二重化でダウンタイムを最小限に抑えるHAソリューション  「昨今...
  • クラウド時代におけるエンドユーザ目線によるWebサイトのパフォーマンス管理の必要性
    今日、顧客やビジネスパートナーとのやり取りをWebベースのアプリケーションインフラに実装している企業は増加している。これまで以上にインフラの階層やコンポーネントが増えるだけでなく、クラウドやCDNなど、データセンター外部のインフラとの連携も考慮すべき対象とな...
  • 自社に最適なグループウェアの選定ポイント
    市場には数多くのグループウェアが存在する。スケジュール管理やWebメール、ワークフローなどさまざまな機能が搭載され、現在ではASP形式で提供されたり、携帯電話/iPhoneなどのスマートフォンからもアクセス可能になるなど、その提供形態や利用シーンも多岐にわたる。企...
  • 安否確認、スマートフォン対応、変化し続けるユーザーニーズを解決する情報基盤とは?
     TechTargetジャパンの読者調査によると、企業における情報共有ツール利用の条件として、「エンドユーザーが使いやすい」「運用コストが安い」などが多く挙がった。前者の解決には、豊富が機能なのことはもちろんのこと、それらがユーザーにとって分かりやすい画面構成で...
  • 今すぐできる認証強化
     オンラインサービスの提供や、事業継続およびビジネス推進を目的としたリモートアクセスの提供が増加するなか、不正アクセスによる情報や金銭詐取が相次いで発生しており、認証強化が重要な課題となっている。 しかし、常に課題になるのは、セキュリティ強化と利便性の...