シンメトリック、実質0円で利用できる携帯コンテンツ変換エンジン「roundabout Seed」を提供

» 2009年11月18日 12時30分 公開
[房野麻子,ITmedia]

 シンメトリックは、携帯コンテンツ変換エンジン「ラウンドアバウト」の機能を実質0円で利用できる「roundabout Seed(ラウンドアバウト シード)」と、月額5万円から料金設定が可能な「新・従量版」の提供を開始。料金面から導入が難しかった小中規模サイトへのアプローチを強化する。また、パフォーマンスとメモリ効率を改善したラウンドアバウトの新バージョン1.1をリリースした。

 ラウンドアバウトは、キャリアや機種ごとの仕様の違いを吸収する携帯コンテンツ変換ソリューション。視覚効果に富んだマルチキャリア対応サイトの構築をサポートするが、製品価格が高く、これが導入のハードルとなるケースもあったという。

 ラウンドアバウト シードは、使用条件さえ満たせば実質0円から利用できる長期試用版。使用条件は健全なサイトおよびサービスであることで、ラウンドアバウトのWeb版と同じ機能を利用できる。ただし、1分間15PVまでのアクセス制限があり、それを超えるとビジーページが表示される。また、指定のクレジットまたは広告バナーが全ページ最下部に表示され、保守サポートも受けられない。なお、ID管理料として年間5万円がかかるが、2010年3月31日までID管理料の初年度無料キャンペーンを行っている。キャンペーン終了後も、別途規定を満たすことにより次年度以降も無料になる。

 ラウンドアバウト従量版は、ラウンドアバウトWeb版と同じ機能をフルに利用でき、PV数に応じて料金が生じるモデル。「新・従量版」は、最低月額料金5万2500円(ベースPV数を月間30万PVで設定した場合)に保守サポート料金も含み、10万PV単位での追加課金となる新たな料金プランだ。サイトのスタート時など、PV数が予想できない場合は、この従量版を利用することで初期投資を抑えられるとしている。また、アクセス量無制限のWeb版にアップグレードする場合、利用期間に応じて割引が適用される。

 なお、ラウンドアバウトの バージョン1.1もリリースした。CSS展開処理の高速化によるパフォーマンスの改善とメモリ使用量の削減が図られている。

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