Webから実店舗に誘導、来店実績で成果報酬――DeNAとフェリカネットが実証実験

» 2010年04月20日 19時34分 公開
[ITmedia]

 ディー・エヌ・エーとフェリカネットワークスが、おサイフケータイを活用した送客アフィリエイトサービスを開発し、4月19日から実証実験を開始した。

 両社が開発したのは、モバゲータウン内のWeb広告から実店舗に顧客を誘導し、来店実績に応じた成果報酬を実店舗がモバゲータウンに支払うというアフィリエイトサービス。サイトの広告からキャンペーンを知った顧客が実店舗に足を運んだ際、おサイフケータイを店頭のリーダー/ライターにかざしてもらうことで来店を確認。顧客には来店の特典としてモバゴールド(モバゲータウン内の仮想通貨)が付与され、モバゲータウンには実店舗から来店者数や購入実績に応じた成果報酬が支払われる仕組みだ。

Photo サービスイメージ

 両社はこのサービスが実店舗にもたらすメリットについて、出稿した広告が来店や購買にどの程度結びついたかを把握できる点や、実際の来店状況に基づいた広告設計が可能になる点、1800万人超の顧客基盤を持つモバゲータウンで店舗情報を告知できる点、リーダー/ライター端末を設置/運用するだけでサービスを利用できるようになる点などを挙げている。

 この送客アフィリエイトシステムには4月19日から、レストランカラオケ・シダックス、タワーレコード、東急ハンズ、東京ドームシティ アトラクションズ、TiCTAC、POKER FACE、COLLECTORS、ROSEMARY、annabeille、スペースクリエイト自遊空間が参画。5月中旬には、参画店舗が追加される予定としている。

Photo 参画プレーヤーの相関図

 サービスの提供にあたっては、リーダー/ライターにかざされた端末のIDとおサイフケータイとの紐付けやプラットフォームの運用をフェリカネットワークスが担当し、その他の業務は両社で行う。

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