「Wave」「GALAXY」日本投入の可能性は――Samsung電子のスマートフォン戦略(2/2 ページ)

» 2010年04月23日 23時43分 公開
[田中聡,ITmedia]
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Windows Mobile搭載の「OMNIA」シリーズ

 OMNIAは日本ではソフトバンクのフィーチャーフォン「OMNIA POP 931SC」や「OMNIA VISION 940SC」などを投入しているが、海外ではWindows phoneとして展開中だ。2009年7月下旬に発売された「Samsung OMNIAPro B7610」は、ビジネスマンをターゲットにしたハイエンドモデル。感圧式タッチパネル対応の約3.5インチ有機ELディスプレイと、QWERTYキーボードを搭載している。OSはWindows Mobile 6.5 Professional。

photophoto 「Samsung OMNIAPro B7610」

 2009年10月に発売された「Samsung OMNIAPro B7330」は、コンパクトなストレートボディにQWERTYキーボードを搭載しており、ソフトバンクの「X01SC」やドコモの「SC-01B」をほうふつとさせる。下り最大7.2Mbps、上り最大2.0Mbpsの高速通信にも対応している。OSはWindows Mobile 6.5 Standard。

photophoto 「Samsung OMNIAPro B7330」

 オウ氏によると、これらのWindows phoneが、韓国では一時期iPhoneよりも売れていたという。ただ、「2010年はAndroidのフラグシップ機でiPhoneと本気で真っ向勝負する」構えだ。

photophotophoto 高級ブランド「ARMANI」とコラボしたWindows phone「GIORGIO ARMANI II」も展示されていた。OSはWindows Mobile 6.1

プロジェクター内蔵ケータイも披露

 Samsung電子は、オープンOSを搭載しないフィーチャーフォンも、多彩なラインアップを展開している。

 Samsung Monte(S5620)は、約3インチのワイドQVGAディスプレイを搭載したフルタッチケータイ。Samsung独自の「TouchWIZ 2.0Plus」も採用している。女性向けのフルタッチモデル「Diva(S7070)」は、裏面にキルト調の加工を施し、ダイヤモンド形の決定キーを搭載している。2010年1月から欧州やアジアで発売中。

photophotophoto 「Samsung Monte」
photophoto サイズは53.7(幅)×108.8(高さ)×12.4(厚さ)ミリ、重さは約92グラム。コンパクトかつ軽量ボディを実現している(写真=左)。ディスプレイの下に物理キーを搭載した(写真=右)
photophoto 「Diva」
photophotophoto 裏面はキルト調の加工を施した独特のデザインになっている(写真=左)。「SC-01B」でもおなじみの音量調節画面(写真=中)。メインメニュー(写真=右)

 2010年4月に韓国で発売した「Samsung BEAM(SPH-W9600)」は、世界初のフルタッチプロジェクターフォン「Samsung Haptic BEAM」の後継機。約3.3インチのワイドVGA(480×800ピクセル)有機ELを搭載しており、内蔵のプロジェクターで鮮明な画像や動画を投影できる。投影可能サイズは最大50インチ。ボディサイズは56(幅)×116(高さ)×15.7(厚さ)ミリ。

photophotophoto プロジェクター内蔵ケータイ「Samsung BEAM」
photophoto 最大50インチの映像を投影できる(写真=左)。タッチパネルを使って操作する(写真=右)
photophoto 左側面のレバーを使ってピントを調節する

WaveやGALAXYが日本で発売される可能性

 Samsung WaveとSamsung GALAXYを日本に投入する可能性について、オウ氏は「これからお客さんの声を聞いていきたい」と慎重な姿勢。badaとAndroidの戦略は異なり、bada端末についてはアジアや欧州など、Samsungのブランド力が浸透している地域を中心に投入していく構えだ。

 Android端末についてはドコモの「Xperia」やソフトバンクの「HTC Desire」が注目を集めていることもあり、「(GALAXYを日本に投入する)可能性は高いと思っている。日本でも、オープンOSを採用したスマートフォンで十分勝負できる状況になってきた」とオウ氏は見ており、日本でのラインアップ拡充が期待される。

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