スマートフォンの魅力は「豊富なアプリ」「出先のインターネット利用」調査リポート

» 2010年05月14日 18時10分 公開
[ITmedia]

 ORIMOは5月13日、スマートフォンに関する調査の結果を発表した。この調査は5月1日から同7日まで、同社アンケートモニターに対して行ったモバイルリサーチをまとめたもので、有効回答数は男性300人、女性300人の合計600人。

 NTTドコモの「Xperia」とソフトバンクモバイルの「HTC Desire」について、それぞれの認知度を調査したところ、Xperiaの認知度は88.7%、HTC Desireの認知度は41.2%となった。発表や発売の時期が異なるため、単純に比較することはできないが、現時点では認知度に大きな差が見られた。

Photo NTTドコモの「Xperia」(写真=左)と「HTC Desire」(写真=右)

 なお、Xperiaを知っていると回答した88.7%の内訳は、「すでに購入した」が0.8%、「今後購入しようと思っている」が4.7%、「購入するつもりはないが、どのようなものか知っている」が47.5%、「名前だけ知っている」が35.7%となっている。これに対して、HTC Desireを知っていると回答した41.2%の内訳は、「すでに購入した」が0.2%、「今後購入しようと思っている」が0.7%、「購入するつもりはないがどのようなものか知っている」が19.2%、「名前だけ知っている」が21.2%だった。

 Xperia、HTC Desireそれぞれの未購入者に、両機種それぞれの特徴を提示した上で、それぞれの購入意向を単一回答形式で聞くと、Xperiaでは「購入したい」が23.3%、HTC Desireでは15.2%という結果が得られた。男女別に見ると、Xperiaでは「購入したい」と回答した男性は28.7%、と全体よりも5.4ポイント高くなったが、HTC Desireでは男女間で大きな差は見られない。Xperiaは男性の人気が高い機種といえそうだ。

 回答者全員に、スマートフォンの魅力を複数回答形式で聞くと、「豊富なアプリケーション」が72.8%で最多。以下「外出先でのインターネット」が72.7%、「タッチパネルの操作性」が59.3%と続いた。男女別に見ると、男性では「GPS機能」が40.0%、「豊富なアプリケーション」が75.3%と、女性よりも5.0ポイント以上高くなっているのに対し、女性では「画面の綺麗さ・見やすさ」が53.0%が、男性よりも5.3ポイント高い結果となった。

 さらに「今後、スマートフォンにほしい機能や求めるもの」を複数回答形式で聞くと、「バッテリーの耐久性」が78.3%、「タッチパネルの操作性」が50.5%、「電子マネー・おサイフケータイ機能」が48.7%で上位を占めた。男性では「電子マネー・おサイフケータイ機能」という回答が55.7%と、女性よりも14.0ポイント高く、女性では「ケータイサイトへのアクセス」が50.7%、「デザイン・カラーバリエーションの豊富さ」が39.3%で、男性よりも10.0ポイント以上高かった。男性は「機能性」を、女性は「デザインやヴィジュアル」をスマートフォンに求めている様子がうかがえる。

 全回答者に、スマートフォン市場が今後どうなっていくと思うかを単一回答形式で聞いたところ、「今まで以上に伸びていくと思う」が53.0%、「現状と同じような伸びを見せると思う」が29.8%となった。年代別に見ると、「今まで以上に伸びていくと思う」割合は、10代では41.7%、20代では47.3%と半数以下だった。これに対して、30代では53.3%、40代では54.3%、50代以上では68.5%となり、高い年齢層ほどスマートフォンの「未来は明るい」と感じていることが明らかとなった。

 なお、全回答者にスマートフォンを出してほしいメーカーを複数回答形式で聞くと、シャープが42.8%でトップとなり、パナソニック モバイルコミュニケーションズが38.7%、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズが38.3%で続いた。

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