iPadのセキュアな社外利用をサポート――NTTPCの「セキュアアクセス for iPad」

» 2010年09月13日 13時37分 公開
[ITmedia]

 NTTPCコミュニケーションズは今秋から、iPadを業務で活用する企業向けのリモートアクセスサービス「Master’sONE セキュアモバイル定額通信 WtタイプI型」(通称:セキュアアクセス for iPad)を提供する。

 セキュアアクセス for iPadは、NTTPCコミュニケーションズのネットワークとNTTドコモのFOMA網を閉域で接続することで、外出先のiPadからセキュアに企業の社内ネットワークにアクセスできるようにするサービス。FOMA網へのアクセスにはポータブル無線ルータを採用しており、iPad以外の無線LAN対応機でもサービスを利用できる。

 社内ネットワークにアクセスする際の認証システムにマトリックス表示のワンタイムパスワードを採用することでセキュリティを高めたほか、端末内にデータを残さず利用できるようにするオンラインストレージサービス「モバイルフォルダ」も用意。ユーザーは1IDにつき1Gバイトまでのオンラインストレージを利用できる。

Photo 「セキュアアクセス for iPad」(通称)のサービスイメージ
Photo マトリックス表示のワンタイムパスワード。ランダムな数字がマトリックス状に表示され、利用者はあらかじめ指定した位置(画面では赤いVの字の部分)にある数字をパスワードとして入力する

 企業の管理者向けには専用の管理画面が用意され、IDのロック/ロック解除、ユーザー情報の表示、認証・操作ログの表示などの機能を提供。端末の紛失時には遠隔操作でロックをかけることで情報漏えいを防げる。

 サービスの利用料金は、1IDあたり5985円(モバイルフォルダの利用料含む)。なお、サービスの利用にあたっては、別途NTTPCコミュニケーションズのIP-VPNまたはRther-VPNに申し込む必要がある。

 同社では9月中旬から12月末まで、セキュアアクセス for iPadの導入支援キャンペーンを実施。期間中に申し込んだ企業は、サービスの初期費用(2万1000円/ID)が無料になり、モバイルフォルダの容量も2Gバイトに増量される。

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