IDC、世界スマートフォン市場で「2015年にはWindows PhoneがAndroidに次ぐ2位に」と予測

» 2011年03月30日 08時21分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 世界スマートフォン市場で、2011年には米GoogleのAndroidが首位に立ち、2015年には米MicrosoftのWindows Phoneが2位に浮上する――。米調査会社のIDCが3月29日(現地時間)、このような予測を発表した。

 2011年のスマートフォン出荷台数は前年の3億340万台から約48%増の4億5000万台以上になると予測する。さらに、スマートフォン市場の成長率は携帯電話市場全体の成長率の4倍になるという。

 2010年に2位まで上昇したAndroidは、多数の端末メーカーがより広いユーザー層向けのラインアップを展開することで、2011年にトップに立つとIDCはみている。

 また、フィンランドのNokiaが端末向けOSをSymbianからWindows Phoneに移行したことが、スマートフォン市場に大きな影響を与えると予測する。IDCのシニアリサーチアナリスト、ラモン・ラマス氏は「Windows Phoneプラットフォーム搭載の最初のNokia端末は2012年に発売されるだろう。2015年までには、Windows PhoneがAndroidに次ぐ2位になるとIDCは予測する」と語った。

世界スマートフォン市場予測(2011年と2015年、アルファベット順)
OS 2011年のシェア(%) 2015年のシェア(%) 2011年から2015年の変化率(%)
Android 39.5 45.4 23.8
BlackBerry 14.9 13.7 17.1
iOS 15.7 15.3 18.8
Symbian 20.9 0.2 -65.0
Windows Phone 7/Windows Mobile 5.5 20.9 67.1
その他 3.5 4.6 28.0
全体 100.0 100.0 19.6
(資料:IDC Worldwide Quarterly Mobile Phone Tracker)

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