調査リポート
» 2011年04月01日 20時43分 UPDATE

調査リポート:世界のモバイル市場、2015年にはスマートフォンのシェアが4割強に

シード・プランニングが、世界の携帯市場動向に関する調査リポートを発表。スマートフォンのシェアが急速に拡大しており、2015年には全携帯電話の4割を占めるようになると予測する。

[ITmedia]

 シード・プランニングが携帯電話の世界市場動向調査の結果を発表した。2016年末には世界の携帯契約数は3億1600万に達する見込みとし、2015年には急拡大しているスマートフォンのシェアが全携帯電話の4割強に達すると予測している。

 同調査によれば世界の携帯電話加入数は、2010年末で52億8000万加入となった。2016年末には欧州に続き、ロシアや南アフリカ、中東諸国などの新興国でも人口普及率100%を超え、端末を複数台所有するユーザーが増えると予想されることなどから、73億1600万加入に達する見込みだ。特に3Gと4G/LTE方式に対応する端末の伸張が著しく、加入数に占める割合は2010年の11%が、2016年には53%になると予測されている。

Photo 世界の携帯加入数

 スマートフォンは世界市場で急速に普及が拡大。2010年の販売台数は前年比80%増の3億1700万台となり、携帯電話全体に占めるスマートフォンの割合は19.8%に達した。

 普及が加速している背景には、(1)Webサイトの閲覧やオンデマンドの音楽や映像の視聴、ビジネス文書の編集に対応するなど、PCなみの性能を備えるスマートフォンの需要が拡大していること (2)携帯電話の人口普及率が100%に達する国が増え、新たな収益源としてデータ通信サービスに期待する通信キャリアが積極的にスマートフォンを販売していることなどがある。これにより、世界のスマートフォン市場は、2015年には単年の販売台数で全携帯電話販売台数18億3千万台の46%にあたる8億5000万台を占めると予測される。

Photo 世界のスマートフォン販売台数

 スマートフォン向けOSのシェアは、2009年にはSymbianが5割超を占めていたが、iOSやAndroid、BlackBerryの急速な普及をうけて2010年には減少。Androidのニーズが高まっていることから、Symbianの比率は今後も減少するものと考えられる。BlackBerryは法人市場に強く、コンシューマー市場にも浸透しているため今後も市場ニーズに対応して1割台の構成比を維持すると予測している。

 iOSはグローバル市場で15%台の構成比を維持するとみられ、Androidは参入メーカーが多く、機種数も多いことから最大シェアを維持すると考えられることから、2011年は30%台、2012年以降は40%の構成比を維持すると予測される。


 この調査は17年間継続して行っており、今回の調査は2010年11月から2011年3月まで実施。世界の携帯電話市場と主要通信キャリアやメーカーの動向、スマートフォン販売やLTE展開の動向、日本を含むアジア・太平洋地域、西欧、東欧、北米、中南米、中近東・アフリカなどの地域別動向を明らかにするとともに、2016年まで(スマートフォンは2015年まで)の市場を予測している。

 同社は、調査結果の詳細を調査研究レポート「2011年版 携帯電話の世界市場」として販売している。価格は14万7000円。

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.