KDDI 代表取締役社長の田中孝司氏が決算会見の席上で、2011年度のスマートフォンの目標販売台数を400万台としていることを明らかにした。
「今期出す機種の半分以上はスマートフォンになる」(田中氏)という言葉通り、KDDIはスマートフォンを軸とする戦略にシフトしている。スマートフォンに機種変更した人のデータARPU(ユーザー1人あたりの平均月間収入)が約1600円上昇するなど、収益面でも大きな効果を上げていることから、2011年度も「スマートフォンへのシフトを鮮明にする」(同)考え。日本の定番機能を備えたモデルやグローバルモデル、WiMAX対応モデルを幅広く取りそろえてラインアップを拡充し、2011年度は全体の33%にあたる400万台までスマートフォンの販売台数を引き上げたいとした。
なお、ソフトバンクモバイルが「従来規模のものは自粛する」とした新モデルの発表会については従来通り開催する方針。田中氏によれば5月を予定しているという。
※初出時に年度が誤っておりました。お詫びし訂正いたします。
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