スマートフォンの出荷台数は2015年に約10億台に――米IDC予測

» 2011年06月10日 12時12分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 スマートフォン市場は2011年に前年比で55%成長し、2015年には世界での出荷台数が9億8200万台になる――。米調査会社IDCは6月9日(現地時間)、このような予測を発表した。

 同社は、現在急拡大中のスマートフォン市場が、端末価格の低下や機能の高度化、低価格のデータプランの登場などにより、より高速に拡大するとみている。

 OS別では、米GoogleのAndroidが2011年下半期には40%以上のシェアを獲得すると予測。米MicrosoftのWindows Phone 7については、次期アップデートMango(コードネーム)まではシェア拡大は見込めないが、フィンランドのNokiaがWindows Phone 7端末をリリースすることで、2015年には20%以上のシェアを占め、Androidに次ぐ2位になると予測する。つまり、現在2位のSymbianと3位のiOSを抜くとみている。

 米AppleのiOS端末は、2015年まで3位の座を保ち、Nokiaが新規販売を中止したSymbianは2015年にはシェアが0.1%にまで落ちるという。

世界スマートフォン市場シェア推移予測(2011年/2015年)
OS名 2011年のシェア(%) 2015年のシェア(%) 台数の複合年間成長率(%)
Android 38.9 43.8 23.7
Symbian 20.6 0.1 -68.8
iOS 18.2 16.9 17.9
BlackBerry 14.2 13.4 18.3
Windows Phone 7/Windows Mobile 3.8 20.3 82.3
その他 4.3 5.5 27.6
全体 100.0 100.0 20.1
(資料:IDC Worldwide Quarterly Mobile Phone Tracker)

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