「Calendar Pad」は、ジョルテと同様に多くのユーザーから支持を集めているGoogleカレンダー同期型のスケジュールアプリだ。スタンダードな機能とシンプルな見た目が特徴で、スッキリとしたデザインのウィジェットも魅力。ウィジェットを中心に予定をチェックしたい人にオススメだ。
予定の入力は標準のカレンダーアプリやジョルテなどほかのカレンダーアプリと連携する形で行う。カレンダー画面で日付を長押しするとアプリの選択画面がでてくるはずだ(複数の対応アプリがあった場合)。いつも同じアプリを利用するなら、「常にこの操作で使用する」にチェックを入れておこう。
ウィジェットのサイズは1×1から4×4まで用意されており、大きめのウィジェットを設定しておけばホーム画面を見るだけで予定が一目瞭然になる。1カ月表示に加え、週表示や1日表示などにも対応するので、自分の好みに合わせて使い分けよう。
同アプリは無料だが、有料版(240円:2011年6月時点)ではカレンダーの文字の色を変更できたり、ウィジェットの背景色を変更できたりする。見やすさにこだわりたいユーザーにはこちらもオススメだ。
スケジュール帳は、機能を重視するユーザーがいる一方で、見た目のかわいさ、かっこよさを求めるユーザーも多い。そんなユーザーには「きせかえカレンダー for Android」という無料アプリを紹介しよう。
このアプリもGoogleカレンダーとの同期が可能。初回起動時に同期設定を行うかをたずねられるので、同期したい場合はアカウントとパスワードを入力しよう。
アプリを起動すると、トップ画面の上部にきせかえコンテンツの写真が大きく配置され、下部にカレンダーと現在時刻が表示される。カレンダーの部分を左にフリックすることで、当日の予定一覧が表示される仕組みとなっている。
新たに予定を追加するには、TOP画面のカレンダー部をタップし、ポップアップしたメニューから「カレンダー」を選択。画面が遷移したら「新規予定」をタップし、入力画面へと移る。
予定を入力するのに画面遷移が多いのはやや不便と感じたが、一方で、カレンダーに週間天気予報が表示されるなど、同アプリならではの利便性もある。
このアプリにとって最大の特徴は、カレンダーの見た目をさまざまに“きせかえ”できる点だ。デザインを変更するにはmenuキーを押して「きせかえ」を選ぶ。すると、「Pick Up」や「きせかえ一覧」といった項目から、好みのデザインを選択できる。
きせかえ一覧では、キャラクターや動物、映画/テレビ/メディア、ファッションなど、さまざまなジャンルからきせかえコンテンツを検索できる。また、ファッションブランドのきせかえコンテンツだと新作の発売日がカレンダーで分かったりと、独自の工夫がこらされたコンテンツもあるので探してみてほしい。
追加されていくきせかえテーマに合わせて、カレンダーのデザインをどんどん変えていくのも楽しそうだ。なお、同アプリは今のところウィジェットには対応していない。
いまや若者から中高年にまで利用者が広がっているSNSだが、こうした中でSNS連携型のスケジュールアプリというものも登場している。その1つが「SnapCal」だ。Twitter、Facebook、Evernoteとの連携機能を備えている。アプリの利用は無料。
SnapCalは、Googleカレンダーとの連携機能が充実しており、Googleカレンダーで利用しているカラーをアプリ上のカレンダーに反映できる。複数のカレンダーを利用しているユーザーにとっては朗報だろう。
アプリを利用する際にはサービス独自の無料アカウントを取得しておくのがオススメ。メールアドレスとパスワードを入力するだけで登録できる。もちろん登録をせずにアプリを使うこともできるが、その場合はほかのSnapCalユーザーとのスケジュール共有機能が使えなくなる。
カレンダーの機能も申し分なく、表示方法を選べるのはもちろん、繰り返しやアラートの設定も可能。画面右下の歯車アイコンやMENUの「設定」から「ガイド」を呼び出せば、使い方も細かく分かる。
最大の特長は、前述のとおりTwitterやFacebook、Evernoteと連携できる点。それぞれ「設定」の画面にある「Twitter」「Facebook」「Evernote」の項目にアカウントを登録すれば連携が可能となる。
Twitter連携ではSnapcalに登録したイベントやスケジュールを自分のTwitterアカウントでつぶやいたり、SnapCalを利用しているフォロワーがつぶやいた予定を自分のカレンダーに直接取り込んだりできる。共有したい予定があったときは、この機能が役立つだろう。
Facebook連携ではFacebookの参加予定イベントをカレンダーに取り込んだり、SnapcalにあるイベントをFacebookに公開できる。さらに、筆者が魅力と感じたのはFacebook上の友達の誕生日を写真付きでカレンダーに表示してくれる点だ。旧友と久しぶりにやりとりをするきっかけになるのはもちろん、ビジネス上でも話題のきっかけになるだろう。
Evernoteとの連携においては、Webページの情報や打ち合わせ時のメモといったEvernote上にあるノートの中から、日付や時間、場所、詳細情報を抽出し、カレンダーに取り込める。ノートを取り込みたい時は、「設定」の「Evernote」の項目から取り込みたいノートのタグを指定して検索してみよう。また、SnapCalで管理している予定をEvernote上にポストすることも可能だ。
このようにGoogleカレンダーとの同期にとどまらない豊富な外部サービス連携機能を持つSnapcal――。SNSやクラウドサービスを使いこなしているビジネスパーソンなら、一度使ってみる価値はありそうだ。
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