リモート管理機能を備えたセキュアなスマートデバイス向け業務アプリ「CLOMO SECURED APPs」

» 2011年07月14日 21時28分 公開
[ITmedia]

 アイキューブドシステムズは、企業がスマートデバイスを利用する上で必要とするアプリに、高度なセキュリティ機能とリモート管理機能を付加した「CLOMO SECURED APPs」をリリースする。

 同社は、業務用のiOS端末やAndroid端末を一括管理するためのツール「CLOMO MDM」などの提供で知られるソリューションベンダー。CLOMO SECURED APPsは、スマートデバイスをより安全に業務用途で使えるようにするためのアプリ群で、ブラウザ(SecuredBrowser)、文書管理(SecuredDocs)、メーラー(SecuredMailer)、カレンダー(SecuredCalendar)、アドレス帳(SecuredContacts)の提供を予定している。

 これらのアプリは、管理パネルから遠隔操作でセキュリティ制限や各種設定をプッシュ配信できるのが特徴。アプリの起動を制限したり、アプリ内データを遠隔消去したり、任意のメッセージを配信したりといった操作をアプリ単位で行える。

 同社では、SecuredBrowser for iPadとSecuredDocs for iPadを先行して提供。CLOMO SecuredBrowser for iPadは、管理者が指定した業務に関係ないサイトやセキュリティ面で問題があるサイトへのアクセスを防げるほか、事前に指定したプロキシサーバ経由でのWebアクセスを強制することが可能。Webメールを利用する際、ブラウザ上で閲覧したドキュメントファイルを他のアプリにコピーできないようにする機能も備える。端末の盗難時には、遠隔操作でアプリの起動に制限をかけられる。

Photo SecuredBrowserの仕組み

 CLOMO SecuredDocs for iPadは、企業向けの共有ファイルサーバサービス。管理者はWeb上の管理コンソールから、社内ドキュメントの利用ユーザーやグループ管理、ファイルのアップロード、閲覧権限設定を行え、iPadの活用によるペーパーレス化を容易に実現できる。データはiPadのアプリ内に保存されるが、アプリ内データのリモートワイプ機能により、盗難・紛失時にはアプリ内の社内データのみを削除できる。

Photo SecuredDocsの仕組み
Photo SecuredDocsのiPadアプリ画面。ドキュメントの表示は本棚表示とリスト表示から選べる

 利用料は、SecuredBrowser for iPadが1アプリライセンス2520円/年間で、初期設定費用2万1000円と年間管理サーバ費用2万5200円が別途必要。

 SecuredDocsは1アプリライセンス3780円/年間で、10Gバイトのファイルサーバ容量が付属。別途、初期設定費用2万1000円と年間管理サーバ費用2万5200円が必要となる。

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