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» 2011年07月15日 19時39分 UPDATE

ドコモが保険サービス強化 “クルマ離れ世代”向け1日保険も

「ドコモ ワンタイム保険」を提供するドコモと東京海上日動が、医療保険サービスを21日に開始。10月には友人などの車を運転する際に便利な借用車向け1日自動車保険も提供する予定だ。

[山田祐介,ITmedia]
photo ドコモ 医療保険の画面

 NTTドコモと東京海上日動火災保険は7月15日、ドコモの携帯電話から加入できる保険サービスの新商品を発表した。21日に月額820円からのドコモプレミアクラブ会員向け「ドコモ 医療保険」をスタートする。さらに10月には、業界初の1日単位で加入できる借用車向け保険「ドコモ ワンタイム保険(1日自動車保険)」を提供する予定。どちらもフィーチャーフォン専用のサービスだが、年度内にはスマートフォンにも対応する。

i Bodymoとも連携する「ドコモ 医療保険」

photo NTTドコモ 辻村清行代表取締役副社長

 携帯電話の利用範囲を広げ、付加価値を高めようとしているドコモ。保険サービスは「携帯電話が持つ本人性や常時性を生かせる」(NTTドコモ 辻村清行代表取締役副社長)と考え、2010年3月に東京海上日動火災保険と「ドコモワンタイム保険」をスタートした。旅行やレジャーの際に携帯電話から1日単位で加入できる保険として、これまでに5万件の契約があったという。

 保険会社にとっても、携帯電話との連携は保険加入のハードルを下げ、若者層などの加入機会を増やせるメリットがある。ソフトバンクモバイルと損害保険ジャパンは2010年12月に「かんたん保険」を、au損害保険は2011年5月に「Myスマート保険」をスタートし、携帯の保険サービスは業界全体のトレンドとなっている。こうした中でドコモは市場をリードすべくサービスを拡充する。


photo 東京海上日動火災保険 上月和夫専務取締役

 まず、「医療負担増の問題解決につながる新たな保険サービス」(東京海上日動火災保険 上月和夫専務取締役)として、21日からドコモ 医療保険を始める。2015年度までに10万契約を目指す。

 5200万人を抱えるドコモプレミアクラブ会員限定の団体保険とすることで、手頃な価格を実現した。入院や手術に保険が出る「ベーシックプラン」は、月額820円から提供する。より補償内容を手厚くした「三大疾病重視プラン」(月額1120円から)、「女性疾病重視プラン」(月額1170円から)も用意した。


photo ドコモ 医療保険のプラン内容

 加入者には医師への相談などを24時間365日受け付ける無料電話窓口を用意。ドコモの健康サービス「i Bodymo」の利用者には特典として、1日の歩く距離などに応じてドコモポイントを付与する。

車を持たない若者向けの「1日自動車保険」

 10月には、ドコモ ワンタイム保険のラインアップに「1日自動車保険」を追加する予定だ。500円で対人/対物や搭乗者傷害などを補償し、1000円で車両補償も付帯する。クルマ離れが指摘される若者の「潜在的運転ニーズ」(上月氏)を狙った商品で、2015年度までに利用者数20万人、年間70万契約の達成を目指す。


photophoto 1日自動車保険の想定利用シーンとプラン内容

 若者の車の所有率は減る傾向にあるが、一方で免許の取得率は高く、「運転したいという若者は多い」(上月氏)。ただ、親戚や友人の車を運転する際には、無保険での事故や、事故後に車の所有者の保険料が増える心配がある。こうしたシーンで役立つ保険として、新商品を訴求する。

 さらに、将来車を購入した際の保険割引サービスも用意した。1日自動車保険を無事故で利用すれば、その利用日数に応じて東京海上日動火災保険の自動車保険が最大20%割り引かれる。

 東京海上日動火災保険では、1日自動車保険の単独展開も計画。2012年1月から同社が委託する全保険代理店で販売する予定だ。

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