AndroidでEvernoteをもっと便利に――6つのオススメ連携アプリ(3/3 ページ)

» 2012年02月07日 10時30分 公開
[今西絢美,ITmedia]
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「Bizcaroid Lite」でEvernoteに名刺を保存

 名刺管理はビジネスパーソンにとって大きな課題のひとつ。以前にも紹介した「Bizcaroid Lite」は、無料の名刺リーダーとしてオススメのアプリの1つなのだが、このアプリはEvernoteに名刺画像を「名刺」タグ付きでアップロードする機能を持っている。

 アプリの使い方は単純で、名刺を端末のカメラで撮影するだけ。そうすると文字を認識してデータ化するので、誤認識した箇所を修正し、保存すれば名刺のデータベースができあがる。その際、撮影した名刺の画像をEvernote上に保存することも可能で、この機能を活用すれば別の端末からも名刺の画像にアクセスできるようになる。

 ただし、この無料版アプリでは、あくまで名刺画像の送信のみに対応しており、文字認識でデータ化された名刺情報をEvernoteに送ることはできない。これを実現するには、有料版の「Bizcaroid」(500円)と拡張アプリ「Bizcaroid Ext. -Evernoteplus」(100円)を導入する必要がある。本格的に名刺管理をしたいなら、こちらの購入に踏み切るのも手だ。


photo トップ画面からもEvernoteアプリがダウンロードできるようになっている(写真=左)。文字の認識精度は無料とは思えないほど高い。これで枚数の制限もないとはありがたい限り(写真=右)
photo 「Evernoteと連携」をタップすると、ログイン画面に移行する(写真=左)。Evernote上には名刺の画像のみが保存される(写真=右)

photo Bizcaroid Lite

手書きメモをデジタル化して投稿できる「SHOT NOTE」

 キングジムが販売している「SHOT NOTE」というメモをご存知だろうか? 一見するとただの方眼入りメモなのだが、スマホアプリを使ってデジタル化することを前提に作らているのが特徴だ。撮影した写真を自動で補正して、歪みのない画像データにしてくれる。

 SHOT NOTEにはツインリングタイプ、貼ってはがせるタイプ、ルーズリーフタイプ、メモパッド、ホワイトボードタイプの計5種類が用意されており、今回使用したSサイズのメモパッドで336円となる。日常的に使うにはちょっと高い気もするが、ノートに書いた内容をキレイにデジタル化したいユーザーには便利なアイテムだ。もちろん、ここで紹介するからにはEvernoteとの連携機能も備えている。

photo このアプリの利用には必然的に「SHOT NOTE」が必要になる。ラインアップも豊富なので、用途に応じたサイズを選ぼう

 まず、Androidマーケットから無料アプリ「SHOT NOTE」をダウンロードしよう。ちなみに、今回は「HTC Desire HD 001HT」にダウンロードしたのだが、アプリを起動すると「この端末では使用できません」と表示された。しかし、マーケットのレビューを見ていると、使用できないと表示されても使えるケースがある様子。筆者も試してみたところ、問題なく使えた。

photo ノートを保存していくと、ここに一覧が表示される

 カメラのアイコンをタップすると、撮影モードに切り替わる。すると、画面の四隅に黄色いガイドが表示されるので、メモの四隅にあるマーカーがガイドに収まるように撮影しよう。

photo 画面の四隅に黄色いガイドが表示されるので、そこにメモの四隅のマーカーが入るようにする

 認識に成功すると、編集画面が開く。ノートにはタイトル、タグ、日付、番号、撮影日をひも付けることができる。ちなみに日付と番号については、メモの右上にOCRスペースが用意されており、黒のボールペンを使ってデジタル数字に近い書体で記入すると自動認識してくれる。また、タグは編集が可能で、Evernoteで使用しているタグをインポートすることも可能だ。

photo 読み取ったメモは自動でトリミングや補正をしてくれる(写真=左)。日付と番号を自動認識するのが便利(写真=右)
photo 明るさ補正も可能。明るくするとメモの方眼が消えるので良い(写真=左)。また、二階調表示に切り替えると白黒ではっきりと表示される(写真=右)

 保存したメモについては、Evernoteへの投稿だけでなく、Dropbox、Twitterへの投稿、メール送信、ギャラリーへの保存に対応する。アカウントを一度設定すれば、再度ログインする必要がないのはほかのアプリと同じだが、送信するメールアドレスも保存しておけるのは便利だ。

photo Twitterに投稿する機会は少ないかもしれないが、EvernoteとDropboxへのアップロードは利用頻度が高いはず(写真=左)。Evernoteで閲覧するとこのように見える(写真=右)
photo SHOT NOTE
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