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LTE/LTE-Advancedの研究・開発に必須:ローデ・シュワルツが提供する、次世代通信規格を見据えた計測ソリューション

3月14日から3日間、東京ビッグサイトで開催される「Mobile IT Asia」に出展するローデ・シュワルツ・ジャパン。同社は、世界トップクラスの計測ソリューションを提供するメーカーで、LTEやLTE-Advanced機器開発などに欠かせないフェージング・シミュレータや計測機器も提供している。

 Rohde & Schwarzは、1933年にドイツで設立された計測機器メーカーだ。無線関連の技術を得意とし、現在では通信や放送関連の測定機器を中心としてグローバルに事業を展開している。日本では、通信キャリア(ネットワーク・オペレーター)、端末メーカー、通信系部品メーカー、研究機関、そして放送系事業者などが主な顧客となっており、2003年7月に設立された日本法人、ローデ・シュワルツ・ジャパンが、東京・神奈川・大阪のオフィスと埼玉のサービスセンターを通じて、販売・サポートなどを手掛けている。

 3月14日から16日まで、東京ビッグサイトで開催される「Mobile IT Asia」では、ローデ・シュワルツ・ジャパンが国内で展開する「モバイル・ワイヤレス」「マルチメディア&ブロードキャスト」「オートモーティブ」の3分野のソリューションを展示する予定だ。

展示の目玉は実使用環境に近いPQAソリューション

Photo 「R&S CMW500」と「R&S AMU200A」を組み合わせたローデ・シュワルツのPQAソリューション

 今回Mobile IT Asiaのブースで展示されるソリューション、「R&S CMW-PQA」(PQA:Performance Quality Analysis)は、目玉展示の1つだ。同社の「R&S CMW500 ワイドバンド無線機テスタ」は、RFジェネレータ、RFアナライザ、シグナリング(ネットワークエミュレーション)の3つの基本機能を1台に集約したソリューション。これとフェージング・シミュレータ「R&S AMU200A」を組み合わせることで、リアルタイムフェージング環境が構築できる。この端末向けテストプラットフォームを中核とし、中に入れた端末をさまざまな電波環境で試験できる卓上型電波暗箱、通信相手をシミュレートする外部PC上のソフトウェアなどからなり、RFからプロトコル、アプリケーションまでの幅広いテストに対応する構成となっている。

 このPQAソリューションは、ネットワーク・オペレーターはもちろん、有力端末ベンダーにも採用されている。

 ネットワーク・オペレーターによるフィールド試験は、端末が市場に出回る前の最終試験。その試験はフィールドで行われるのが基本だが、屋外での試験は再現性が低い上に時間や手間、コストがかかってしまいがちだ。一発でクリアできればまだしも、仕様通りの結果が出なかった場合には修正した上で再検査を行わなければならず、その負担は膨れ上がってしまう。フィールドに近い試験環境を用意できるローデ・シュワルツのPQAソリューションを用いれば、あらかじめラボ内で不具合を発見・修正した上でフィールドテストに臨むようにすることで、フィールド試験の負担を軽減できるというわけだ。

 検証中にパラメータをダイナミックに変化させられるのは、今のところローデ・シュワルツのソリューションだけだという。これはフィックス状態の環境しか再現できないものが多い中では際だった特徴で、まだまだフィールドでテストするのが一般的な、マルチパス環境のテストなども可能なため、ローデ・シュワルツのPQAソリューションを導入すれば、フィールドで行うのは本当の最終確認だけですみ、テストコストが大幅に低減できるという。

Photo ローデ・シュワルツ・ジャパン 技術部 ワイヤレス課 チーフ・アプリケーション・エンジニアの高橋大介氏と認証試験システム

 3月14日にMobile IT Asiaのテクニカルカンファレンス(L-16 15:00〜15:45「LTE IMS/VoLTE 技術の概要とテスト・ソリューション」)に登壇する予定の、ローデ・シュワルツ・ジャパン 技術部 ワイヤレス課 チーフ・アプリケーション・エンジニアの高橋大介氏は、「PQAソリューションについては、テスト端末を接続し、スループットを測定しながらフェージングパラメータを変える様子をデモし、リアルタイムにスループットが把握できる状態を見せる予定」と説明する。

 「携帯電話の無線通信評価といえば電波の物理的評価、プロトコル評価、スループットの評価が基本です。これらは3Gでも行われていますが、3.9Gや4Gでも同様に必要となります。特に最近ではユーザーエクスペリエンスを重視し、どれだけ快適に使えるかを評価するのがトレンドとなっていますので、スループットなどをより実使用環境に近い状態で評価する必要があります。例えば、移動しながらの通信には、反射波の影響やハンドオーバーがつきものです。LTE対応端末に関しては、当面は3G通信機能も搭載されるため、LTE-3G相互のハンドオーバーなどの検証も必要になってきます。こうしたとき、アプリケーションのレベルで適切な動作を保てるかどうかが、エクスペリエンスを見る上で重要です」(高橋氏)

LTE/LTE-Advancedなどに対応した各種製品も展示

 このほかにも、次世代の無線通信規格に対応したモバイル・ワイヤレス関連ソリューションが多数展示される。携帯電話では「4G」すなわちLTEおよびLTE-Advanced(国内では3.9Gとも言われる)、無線LANでは「5G Wi-Fi」とも称されるIEEE802.11acなどは、まさにこれから対応機器の開発が本格化してくる時期。ブース内には、こうした最先端の通信規格に対応した機器開発を主なターゲットとした最新機種のデモ環境を用意する。

Photo R&S FSW シグナル・スペクトラム・アナライザ

 デモ展示が予定されている製品の1つは、2011年10月にリリースされたばかりの「R&S FSW」。シグナル・スペクトラム・アナライザ、いわゆるスペアナだが、最大160MHzという非常に幅広いスペクトラムを一括(スイープでなくワンショット)でキャプチャできる点が大きな特徴となっている。

 近年の無線通信規格では、高速通信を実現するため、幅広い周波数帯に電波を拡散させる。したがって、その規格に準じた通信がきちんと行われているかを検証するためには、当然ながら広い帯域に拡散したスペクトラムをワンショットで取り込めなくてはならない。また、1つの端末に複数の通信機能が搭載され、同時に使われることが一般的になっており、その相互干渉をリアルタイムに把握するためにも、このような広帯域性能が求められるというわけだ。R&S FSWはLTEやIEEE802.11acをはじめとする複数の通信方式に対応しており、それぞれの規格に対応した信号の解析・表示を同時に行うことができる。

 一方、こうして多彩な機能を備える機器では、その設定も複雑になりがちだ。一般的に、計測機器の操作といえばスイッチやダイヤルが用いられているが、R&S FSWはタッチパネルを活用したインタフェースを新たに搭載し、ほとんどの機能をGUIで操作できるようになっている。タッチだけでなくドラッグなどの操作も盛り込まれており、直感的に扱うことができるのが特徴だ。

Photo R&S SMU200A ベクトル・シグナル・ジェネレータ

 そして、通信相手を模擬する信号発生器も、通信機器を検証する上で欠かせない。ベクトル・シグナル・ジェネレータ「R&S SMU200A」は、独立した2つの搬送波をシミュレートできる。別々のアンテナから信号を出力してMIMOやハンドオーバーなどを模擬したり、2系統のRF出力をミックスして1つのアンテナから出力するなど、多彩な使い方ができる。ダウンリンクに2つの搬送波を使うLTE-Advancedの通信試験には、こうした機能が必須といえるだろう。また、R&S SMU200Aはオプションでフェージング・シミュレータが用意されているほか、2台接続による4系統出力も可能となっており、より実際の利用シーンに近い検証が可能だ。

 展示ブースでは、この2機種を組み合わせ、R&S SMU200Aで出力した信号をR&S FSWで評価するという環境を用意、大画面TVにR&S FSWの画面を投影して操作のデモが行われるほか、マルチメディア&ブロードキャスト分野では2月27日に発表されたばかりのMHL(Mobile HD Link)評価用ソリューションの日本初披露なども予定している。

 製品の品質を検証するのみならず、その試験にまつわる負担を軽減し、キャリアやメーカーにメリットをもたらす各種ソリューションを、この機会に実際に触れてみてはいかがだろうか。

基調講演とテクニカルカンファレンスも必見

Photo クリスティアン・ライヒャー社長兼COO

 ローデ・シュワルツ・ジャパンでは、今回のMobile IT Asiaのカンファレンスにも参加している。3月15日に社長兼最高執行責任者(COO)であるクリスティアン・ライヒャー氏が基調講演(M-25 14:00〜14:45)に登壇する予定だ。テーマは「通信技術の未来像 - 将来動向と計測評価におけるチャレンジ」(同時通訳)。ライヒャー氏はソニー・エリクソン出身で、通信規格動向に詳しく、LTEやLTE-Advanced等の規格に関連した携帯電話の将来像、例えばマルチ規格対応が一般的となってくる状況に対応するテスト・評価手法についても解説する。そして、前述の通り3月14日には、ローデ・シュワルツ・ジャパン 技術部 ワイヤレス課 チーフ・アプリケーション・エンジニアの高橋大介氏がテクニカルカンファレンス(L-16 15:00〜15:45「LTE IMS/VoLTE 技術の概要とテスト・ソリューション」)に登壇する。



提供:ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia プロフェッショナルモバイル編集部/掲載内容有効期限:2012年3月31日

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特集:Mobile IT Asia
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