米Appleは10月23日(日本時間10月24日)、新製品発表会で同社製品の販売実績を発表した。
9月21日にリリースされたiPhone 5は発売から最初の1週間で500万台を販売。最新OSのiOS 6は、リリースから1カ月で2億台のiPhoneにインストールされたという。
iPadの累計販売台数は1億の大台に乗り、AppleのCEOを務めるティム・クック氏は新たなカテゴリーの製品としては過去にない売れ行きを示していると説明。タブレット端末のWebトラフィックに占めるiPadの割合は91%を占めており、売れているだけでなく利用頻度が高いこともアピールした。
また同氏によればiPadは、教育分野での普及も加速しており、米国ではiPad向け電子書籍アプリのiBooksを教科書として利用している学校が約2500校にのぼるという。さらに企業での採用も進んでおり、米フォーチュン誌が選ぶ全米トップ500社の企業のうち、94%がiPadを導入済みか、導入を検討中であることを明らかにした。
サービスの利用動向については、クラウドサービスのiCloudには1億2500万のファイルがアップロードされ、写真共有サービスのフォトストリームでは、サービス開始以来7000万枚の写真が共有されたという。
App Storeからのアプリのダウンロード総数は350億回に達し、アプリの開発者には、これまでに65億ドルが支払われた。また、150万冊の書籍がそろうiBooksからのダウンロード総数は4億冊を数えるなど好調に推移している。
Appleは同日、新製品として、MacBook Pro、Mac mini、iMac、iPad(第4世代)、iPad mini(7.9インチディスプレイ搭載)を発表。iPadシリーズはソフトバンクモバイルに加え、新たにKDDIが取り扱いを開始する。
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