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» 2013年02月08日 19時39分 UPDATE

再起を図るBlackBerry、元ソニエリCEOと元VerizonのCTOを取締役に任命

全世界で体制の立て直しを図るBlackBerryが、同社の取締役会に新たなメンバーを迎え入れた。1人は元Sony EricssonのCEO、バート・ノルドベリ氏。そしてもう1人は元Verizon CommunicationsのCTO兼エグゼクティブバイスプレジデントのリチャード・“ディック”・リンチ氏だ。

[末岡洋子,ITmedia]

 BlackBerryは2月7日、バート・ノルドベリ(Bert Nordberg)氏とリチャード・“ディック”・リンチ(Richard "Dick" Lynch)氏の両氏を新たな取締役会メンバーに迎え入れたことを発表した。ノルドベリ氏は元Sony EricssonのCEOで、リンチ氏は元Verizon CommunicationsのCTO兼エグゼクティブバイスプレジデントを務めた経歴を持つ。BlackBerryは先の最新機種発表のタイミングで、社名をResearch in Motionから変更したばかり。新取締役を迎えて再生に向けた取り組みを加速する。

Photo BlackBerryの取締役に就任するバート・ノルドベリ氏。同氏はSony Ericsson Mobile Communicationsの社長として、日本でも「Xperia SO-01B」の発表会などに登壇したことがある

 ノルドベリ氏はSony Ericssonで最後にCEOを務めた人物。Sony Ericssonでは、初のEricsson出身のCEOとして2009年に前任の小宮山英樹氏に変わって就任。同氏のCEO任期中となる2011年秋、Sony Ericssonの親会社のEricssonとソニーは、ソニーが同社を完全子会社化することで合意し、2012年2月にSony Mobile Communicationsとしてスタートしている。ノルドベリ氏はその後も2012年末までSony Mobileの会長を務めた。現在は、デンマークのVestas Wind Systems会長など、さまざまな顔を持つ。

 リンチ氏はVerizonのCTOを務めた後、FB Associatesのプレジデントを務めている。米電気・電子通信学会(IEEE)のフェローを務めるなど、通信業界で長いキャリアを持つ人物。キャリアが中心の業界団体GSMA(GSM Association)、CDMA Development Group(CDG)などの団体でもボードメンバーを歴任している。VerizonはCDMAキャリアだが、リンチ氏がCTOを務める間にLTE導入をスタートさせた。

 BlackBerryは1月30日、最新のスマートフォンOS「BlackBerry 10」の発表とともに社名をResearch In Motion(RIM)から製品ブランドと同じBlackBerryに変更、再生を図っている。ノルドベリ氏とリンチ氏が加わることで、同社の取締役会は合計12人で構成されることになる。

 BlackBerryの取締役会長のバーバラ・スティミースト(Barbara Stymiest)氏は、両氏を迎え入れることで「株主への長期的価値を加速し、好調なBlackBerry 10プラットフォーム発表のチャンスを活用したい」とコメントしている。

 BlackBerryは前日、BlackBerry 10を搭載した「BlackBerry Z10」がカナダと英国で好調であることの声明文を発表している。「カナダでは過去最高の発売初日となった」と同社CEOのソーステン・ハインズ(Thorsten Heins)氏は述べた。

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